朝一で佐久間とスノ旅ならぬ、元彼との仕事という名の大義名分付きの、イチャコラ旅へ出かけて行く亮平をホテルの駐車場で送り届けた。サングラス姿の佐久間は笑顔で亮平を助手席に乗せた。ニヤニヤすんなよ…
亮平💚『おうちに誰も入れちゃダメよ分かった?泊まる時は連絡するからね』
翔太💙『泊まらなくても連絡しろよ//』
大介🩷『もう発車していい?朝から胸焼け起こしそう』
その後すぐ家に戻った。オフでひとりぼっちの俺は、マンションでゴロゴロしていた。
〝ピンポーン♪〟
軽快なインターホンの音でモニターを覗き込む〝はぁ〜い〟と返事をすると珍しいお客様の顔がそこにはあった。何で家知ってるんだ?
辰哉💜『相変わらずゆるゆるしてんねぇナベ一緒に遊ぼうぜ』
〝遊ぶ〟の二文字に全ての警戒心と施錠を解くと、綺麗な手を揺らめかせてフェードアウトして行く男を見守った。
程なくして再びインターホンが鳴り玄関扉を開けると何やら小さな紙包を渡しながら中へ入って来た。
辰哉💜『おっ邪魔しまーす。ナベらしい新居だね…一人じゃないねコレ?例の彼女と?』
翔太💙『あ゛?あっあぁ…まぁそんなところ…』
まずい…何も考えずならそのまま家に上げてしまった。そもそも誰も家に入れるなってあれ程口酸っぱく言われたのに。まぁふっかさんなら亮平だってイイって言うだろう…
〝ふっかコレなぁに?〟ソファーにドカッと座ったふっかさんはコーヒーに合うものだよと言ってさりげなくコーヒーのオーダーをした。
辰哉💜『へぇ…なかなか美味しいコーヒーだね本格的』
翔太💙『あっリョウ…阿部…ちゃん…似の彼女がコーヒーにはこだわってて!』
心臓がバクバクしている。隠し通せるかな…
辰哉💜『ふぅ〜ん愛されてんなぁナベお前好みの味じゃない?』
確かに…涼太や蓮のコーヒーとも違って深みがあってコクがある…何処で飲むコーヒーよりも家で飲むコーヒーが世界で一番美味しい。まさか俺好みの…まさかね。紙包の中身は4色のマカロンだった。女の子みたいなふっかには似合わないお土産にクスクス笑っちゃった。
翔太💙『甘いの好きだっけ?』
辰哉💜『俺の彼女がね甘いのに目がないんだよ』
翔太💙『彼女⁉︎妄想じゃなくて?』
辰哉💜『おい💢彼女くらい居るわ!筋肉隆々の体育会系だ』
〝筋肉隆々の女って何だよ〟たわいもない会話が続く。何の毒気もないこの男は一緒にいても空気みたいな存在で気が楽だ。あの二人の事を考えないで済むし暇つぶしには丁度いい。ふっかさんはキッチンの棚に置かれた薬膳茶を見るなり〝おっ効果はどう?やっぱりなべの事だったんだな〟と言われ、否定できなくなってしまった。それに昨日あんなに早くイッちゃったんだ。何も言えない…
辰哉💜『どう?俺の講義受けてみる?今日暇でしょ俺と遊ぼうよ?』
少し意地悪な顔をしたふっかさんは、俺の口に無理やりマカロンを放り込み近づくと〝それ何味?〟と言って詰め寄った。
初めてみる…ふっかの獣のような目が俺を捉えて離さなかった。〝んあ゛ん゛めいー?〟仰反るようにして後ろに手を付くと俺の手首を掴んだ。
辰哉💜『ふふっお前可愛いな?何って言ってか分かんねえ』
翔太💙『ラズベリーだよ💢お前何⁉︎ンンンッやめろ』
コーヒーの匂いがダイレクトに伝わる…アレこれキスじゃね?唇当たってますよね?後ろに体重が乗った俺の身体は簡単に床の上に組み敷かれると上から跨った男は俺の手首を掴んだままだった。
翔太💙『お前何してんだよ!離れてよ』
辰哉💜『可愛い声で鳴いちゃって…なるほどねアイツが好きになるはずだ//長持ちくんにしてあげるから大人しくしてろよナベ』
翔太💙『ヤダ…俺じゃないったら!お前彼女いるんだろ?変態やっやめてンアッ』
何なのみんな頭どうかしてる!まともな奴居ないのかよ…〝遊ぶんじゃないの?何しにきたんだよ💢〟布の上から股間を撫でられると、ふっかの膝が太腿の間を割り入ってきた。いじらしいくらいに優しく撫でられ、吐息が漏れるとふっかは嬉しそうに目尻を下げた。
辰哉💜『鍛えてあげるから…残念ながら最後まではしてあげられないけど。彼女に怒られるからなっ』
残念なもんか…ふっかは本気で俺を鍛えるつもりのようで焦らしに焦らしている。勃ち上がりそうになる度に手の動きを止めては上昇してキスをした。
…キス必要か?
それに何だか興奮しているようにも見えなくもないし…徐々にキスが濃厚なものに…!!!
翔太💙『おい待てこれ以上は…イヤっ//』
辰哉 side
自覚ないのも罪だな。翔太のイヤは嫌じゃないんだよ。照がついつい手を出しちまったのも無理がない。まずいな…俺も止められそうにない。
下着ごとズボンを剥ぐと既にそこは限界を迎えていた。俺じゃないなどと言いながらこんなにイヤらしく先走りを垂らしてよく言えたものだ。
照が一回掘ってるって事はアッチもOKって事だよな。まさか…お相手男だったりして?
シャツを剥ぐと可愛らしい胸の蕾はピンクに色づき指で摘むと、女の子みたいに鳴いている。
翔太💙『ンンンンッあっ…』
だめだこりゃ。先走りを舌先で舐めれば腰がビクンビクンと跳ねて、〝やめて〟と懇願するように訴える瞳は、その先を欲している欲情した女の子のようにしか見えない。
辰哉💜『おい感じてないでちゃんとココに集中しろよ?ダラダラ垂らしてんじゃないよ?下腹に力入れてろ変態』
翔太💙『うぅう゛なんで変態って言うの////やだって言ってるのにふっかもう嫌い』
辰哉💜『可愛すぎなんだよ泣くな!彼女喜ばしたかったら我慢しな!』
翔太💙『分かった…教えてふっかさん♡』
〝無自覚怖えぇ〜////〟もう誘ってんのよそれ…
屹立に触れる。ゆっくりと扱けば、ドクドクと脈打ち次第に固くなっていく。翔太の腰が振れる度に止まっては扱いた。俺のシャツを両手で掴んで瞳を閉じている。時折顎を上げて奥歯を噛むと声を押し殺して快感に耐えている。
〝カシャッ〟
照📩『鍛えてあげるね君の姫君♡守ってあげられなくて残念だな?』
翔太💙『何した?写真撮ったりしてないよね?』
〝そんな事する訳ないだろ?〟不安そうな瞳ですら可愛いな…ムカつくな。照が愛した人ってだけでイライラして虐めたくなる。メールを見た照から着信が入った。応答してソファに置くと〝静かにしてね〟と言って翔太の花茎を口に含んだ。
翔太💙『ンンンンッ…待って…いやだイッちゃう///あっはぁっはぁっダメ出ちゃう』
辰哉💜『もう少し頑張りな?上手だよ…いいね我慢できるてるよ?可愛いよナベ』
スマホの〝通話中〟の文字が更に俺を興奮させる。亀頭を手で覆うと胸の突起を摘んで舌を這わす。上昇して首筋から耳を舐めまわせば、掌がグチョリと濡れる感覚があった。あれイッちゃった?手を広げて確認すると透明な愛液だった。
辰哉💜『イイよナベ長持ちくんへの第一歩だよ////上手に我慢できたからご褒美にイかせてあげる』
耳弄られるのが好きみたいだな。可哀想に涙流しちゃって。〝どこ気持ちよくして欲しい?〟翔太は恥ずかしそうにモジモジしてる。言う訳ないか…
翔太💙『これって浮気になる?』
〝男同士だしならんだろ?〟そう言うとパッと表情が明るくなった翔太は〝じゃぁお願いしてもイイかな?抜いて貰える?ごめんねこんな事頼んで…〟あぁまあまぁコイツヤベェやつかもな… 〝通話中〟の照に耳打ちするようにスマホに口を近づける。
辰哉📲『お姫様の頼みとあれば喜んで…飛んだお姫様だな』
あっ切ったなアイツ…お仕置き確定だな〜
屹立を口に含み手で上下に扱く。男らしく聳え立つ花茎は待ち構えてていた刺激に従順に反応する。顎を上げ鳴き叫ぶ翔太は照の次に可愛いないなぁ〜。
これは社会貢献だ!人道支援だ!困ってる人がいたら助けてあげなきゃな。
先端を掌で優しく擦ると腰が振れる。あぁそろそろ出そうだな…ギュッとキツく花茎を握ると白濁を出せずに足をバタつかせた。
下唇を噛んで悶える姿は不憫で哀れな姿に優越感を感じた。自分がこんなにも嫉妬深いだなんて思わなかった…照が愛するコイツを泣かせたい、虐めたいそんな感情が芽生えるだなんて。翔太が何かしたわけでもないが照を信用し頼っていることが我慢ならない。
辰哉💜『お前最高にエロいなっ///ヤベェ勃ってきた』
まずいと思ったのか翔太は俺から逃れようとして立ち上がろうと膝を付くと、俺はそのまま翔太の太腿を掴んだ。四つん這いの体勢になり後ろを振り向いた翔太と視線がぶつかる。
辰哉💜『ふっお前バカだろ?』
差し出された後孔は簡単に俺の指を咥えた。
やっぱ相手男だな…既に中は柔らかく指だけで十分感じている。
翔太💙『ンンンンッ////あんっやっはぁっはぁっ挿れないって言ったじゃん…ヤァッ//』
こんなに感じて鳴いちゃって…〝 お前が彼女だろ?相手誰よ?〟翔太は首を振って違うと言って泣き叫んだ。彼女に玩具責めされてんのか…可哀想に〝そんな女の子別れちゃいなよ?〟彼女の素質があるけどな…挿れてぇ…流石にこれ以上は浮気だな。
カチャカチャとベルトを外す音に翔太は涙を流して怯えている。泣いてる顔も唆られる…〝安心しろ挿れないって〟股の間に熱塊を挿し込む〝股閉じろナベ〟互いの屹立を重ね合わせ腰を振れば焦らしに焦らされた翔太はすぐに白濁を放った。
辰哉💜『悪いなもう少し付き合って…ンッ//翔太ちょっと締めすぎ…』
俺にしては我慢した方だろ。流石に浮気はしたくないからな…にしても可愛いな虐めたくなるくらい…
暫く素股で腰を振り屹立を擦り合わせると白濁を放って床に二人へたった。
翔太💙『すごい…やばい…気持ちよかった////どっどうだった?俺、長持ちくんの素質ある?』
辰哉💜『はぁ?お前それマジで言ってんの?はぁ…彼女に毎晩焦らしてもらえ////そのうちお前も長持ち君の称号を得られる』
翔太💙『やったぁ頑張るよぉ!』
散々自分じゃないとか言いつつ最後には認めるのか…変なやつ。コイツの天然ぶりには敵わないな。照の事とかどうでも良くなった。抱けばよかったな…
翔太💙『あのさ…友達が早漏なのは本当なの。その子も今度一緒に教えてくれない?どうかな?』
バカなのかな?コイツこんなにバカだっけ…3人でシコシコするなんてカオスでしかない…
辰哉💜『嫌だよ💢お前が教えりゃイイだろ』
翔太💙『あっそっか////分かったじゃぁまた教えてねふっかさん♡』
あぁ頭痛い…興味本位で関わるんじゃなかったな。コイツやばい奴だった…
辰哉💜『おっ…おう…まぁ暇ができたらな』
適当に返事をすると〝来週どう?空いてる?〟なんてスケジュールを埋めようとしてきた。怖いほんと怖いコイツ…用事を思い出したとか言って逃げるようにして翔太のマンションを後にする。
マンションのロビーで長身の男とすれ違った。〝あれ?今からナベん家?〟前髪を掻き上げながら笑顔の男は〝お昼ご飯一緒に食べようと思って〟そう言って大きめの紙包を提げていた。わざわざ作ってきたのか?愛されてんな翔太。
ん?まさかやっぱり翔太彼女なんじゃ…つまりはコイツが彼氏?まさかね・・・〝よく中に入れてくれたね?しょっぴーあまり人を中に入れたがらないけど?〟ん?そうなのか?結構すんなり中に入れたけどな・・・あっ
辰哉💜『秘策教えてやろうか?すんなり中に入れてくれるぞ。魔法の合言葉があるんだよ…アイツ単純だからな一発で中に入れてくれると思うよ』
目をキラキラと輝かせたアイドルは〝えっ知りたぁ〜い〟と言って腰を屈めるとクスクス笑いながら魔法の合言葉を聞いていた。
エントランスを抜け外に出ると、キラキラと輝きを放つ腕時計に目をやった。もうお昼かぁ…照とランチでも行こうかな。エントランスでインターホンを押した男が中に入って行く姿が見えた。魔法の合言葉が効いたみたいだ。俺に向けて長い腕を振っている。俺も手を振り返すと照に電話をかけた。怒っているのかなかなか電話に出ない。
空を見上げると秋らしいひつじ雲が澄んだ青空にぷかぷかと浮かんでいた。なんだかその真っ白で柔らかそうなひつじ雲が翔太に似てる気がした・・・
コメント
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ふっかさんが救いっていうね😅

💛💜ならぬ💜💛!!!!!! 今回は特に3回読んでも 難しいし楽しい!!!! 何がなんでこうなった! と、裏を読みたい欲と センシティブを楽しみたい欲で 忙しかったです笑
恐ろしいキラーパスが😱旅行組はちょっとの浮気もないのかしらん🩷💚訪ねて来たのは……あはぁん、続きが楽しみ😊😊3人で講義も見たいですけどね🤣🤣🤣4人かな?