かずき「おい!おい!返事してくれ〜!!っ、だめだ、返ってこない………」
するとすぐに復旧した
『ごめんなさい、ちょっとノイズが入ってしまいましたね……どうも、ビリーヴァというやつに一時的に遮断されてしまったようで…………今、彼は…アカシックは、とても悲惨な状態になっています…』
カナ「………具体的に教えてください」
カインは戸惑っているようだ
『これは………皆さんには過激かもしれません。それでもいいなら………聞きますか?』
月見「もちろんだよ」
『分かりました………彼は今、ビリーヴァの精神支配の術にかかってしまっているのです。本来なら精霊を支配するのはほぼ不可能に近いのですが、ビリーヴァは法則を変える力を持っているので……おそらく、法則が変えられてしまったのだと思います。彼が術にかかってしまったなら………あなた達にも危害を加えてしまうかもしれません』
月見たちは覚悟を決めて宣言した
真凛「夏樹くん………必ず助けるよ」
リリック「私も助けに行きたい!だって、唯一の家族だもん!!」
カナ「ビリーヴァなんかに負けない!今に見てなさい!血祭りにあげてやるんだから!!」
ビリーヴァはこの様子を見て呟いた
「なるほど………カインは生きていたのか?いや………この声からして…既にこの世にはいない存在だな………」
「なぜわかるのですか?私には到底分かりませんが………」
いつの間にかナーグルが戻ってきていた
ビリーヴァは振り向いて、尋ねた
「逆にお前に聞く。分からないのか?俺は音で聞き分けている。例えば…声の震えの振動音、超音波などだ。生きている人間なら必ず聞こえるものだがカインからは聞こえない………何故なら死んでいるのだから」
ナーグル「私には分かりません」
かぶっていたフードをとった
ふわふわの大きな動物の耳がのぞいた
「………人狼なので」
ビリーヴァ「そういえばそうだったな。悪い悪い。でも呼吸音くらいならわかるだろ?」
ナーグル「そうですね。そのくらいなら」
ビリーヴァ「ちなみに俺たちレコード家一族は精霊は精霊でも動物に関係している精霊なんだ。リリックとかアカシックは……猫だな。俺は………追放されたもんで、何の動物でもない。ただの人間っぽい精霊だ。いや……悪魔だな。俺の本当の姿は………こっちだ」
ビリーヴァはそう言った途端に人間の姿ではなくなった
邪悪で禍々しい姿に変化した
あらゆる動物のキメラとでもしておこう
胴体が蛇
耳と鼻はオオカミ
ツノは羊
「………という感じだな」
と元の姿に戻った
「ついでにアカシックはどんな感じなのかを見せてやろうか?おいで、アカシック」
彼は子供の姿で走ってきた
「この姿がアカシックの本来の姿だな」
2人の前で目の前で変身した
身長が150cmくらいだったのが165cmほどに伸びていた
大人の姿だった
ナーグル「初めて見ました」
「この姿でガキども(月見たち)の前に出しても分からないだろうな。全く、友達に殺される気持ちはどんなものだろうな?反応が早く見たいな」
彼はその先を想像して笑顔を浮かべた
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!