月見たちはカインに尋ねた
「本当に……私たちはあなたの姿を見ることができないのですか?」
カイン『ちょっと待っててください……うまくいくかは分かりませんが、試してみますね』
そして1分後
青い目の色をした青年が現れた
「…見えますか?」
完全に実体化しているわけではなく、精神生命体のまま出てきた感じになっていたので、少しカインの姿は透けていた
かずき「はい、見えます。………凄い、本当にニュースで見た人だ………」
「………え?」
カインは戸惑っている
月見「私、カインさんの大ファンなんですよ!!!会えてとても嬉しいです!!!!」
「はは………でも僕はたったの4年間しか活動ができなかったんですけどね」
月見「それでも凄いですよ!!」
「嬉しい限りです。でも………もし僕がまだ生きていたとしたら新しい作品が疲れていたかもしれません。でもそれは叶いませんでした。僕は誰かに殺されたので………あの時殺されてなくても僕は……病気で死んでいました」
真凛「病気………?どう言うことですか?」
「結核って言う病気は知っていますか?この病気は僕が生きていた時代では医療の技術が進歩していなかったので直せない病気だったんですよ………病気だと分かったのは、もう既に病状が手遅れの時だったんです……体の中の所々の組織が破壊されて空洞があり、もうどうしようもなくて……そして病院で余命宣告を受けました。あと君は半年で死んでしまうよ……と。その時にアカシック・レコードを書いていたんです。完成した1週間後に僕は殺されたんです。僕に相当の恨みがあったんでしょうね」
と言って目を閉じた
月見たちは黙ったままでいた
沈黙の空気を破ったのはカインだった
「暗い話をしてしまってすみませんね。明るい話をしましょうか。みなさんってこの世界に来て魔法は使ったことはあります?ビリーヴァと戦うには戦闘手段が必要かな、と思いまして…この世界は念じれば誰でも想像通りに魔法が使えることは知っていますよね?もしよければ、僕が教えてあげましょうか?」
全員「ぜひお願いします!!」
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