💙「おまえ今日も声デカすぎ!」
🧡「え〜?しょっぴーが小声なだけやろ?」
バラエティの収録中。ゲストで渡辺と向井が呼ばれた。いつもみたいに、向井は渡辺に突っかかって笑いをとっていた。
ファンもスタッフも、これがいつものSnowManって知ってる。
だけど、その瞬間カメラが回ってないとき──
向井の視線が、ふと優しくなることに気づいてる人は、多分ほとんどいない。
「カットです!」
スタッフの声とともに、一斉に緊張が解ける。
共演者の人達が「おつかれー!」と散っていくなか、渡辺は楽屋のソファに座り込んでため息をついた。
💙「…疲れた」
🧡「しょっぴー、最近ちょっと無理してへん?」
隣に腰を下ろした向井が、自然な手つきで渡辺の水を差し出す。
ほんのちょっと、指先が触れた。
💙「ありがと」
🧡「おん」
それだけ。でもその一瞬の優しさに、渡辺の心が少しだけ揺れる。
🧡「俺がいじり過ぎたんかもな。ごめんな」
向井が不意に真面目な顔で言う。
💙「別に。慣れてるから」
🧡「そやな。でも、しょっぴーのしんどい顔、あんまり見たくないからさ」
冗談じゃない。ふざけてもない。
まっすぐな目を向けられ、渡辺は目を逸らすしかなかった。
💙「……変なやつ」
ぽつりと呟くしょっぴーに、俺は「ははっ」とだけ笑った。
🧡 (俺がこんなに本気なん、しょっぴーは気づいてないよな)
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きゅん