🧡「…めっちゃ静かやな」
帰りのワゴン車の中。運転席との距離もあるし、後部座席には俺としょっぴーだけ。
しょっぴーは窓にもたれて、うとうとしてる。
車体が揺れ、頭がカクンと落ちそうになった瞬間──
🧡「おっと…」
そっと手を伸ばして、しょっぴーの頭を支える。 それから、肩に寄りかからせるように、そっとしょっぴーの頭を自分の方へと引き寄せた。
💙「ん……」
テレビの前じゃ見せない、無防備な顔。
🧡「しょっぴー、ほんま寝るときは無防備やなぁ…」
ブランケットを取って、そっとしょっぴーにかけてやった。
それから俺はしょっぴーの顔を見つめていた。
しばらくすると。
💙「……こーじ?」
寝ぼけたような、かすかな声。
🧡「ん?」
💙「んー……なんか、話してた?」
🧡「いや、何も言ってへんで。寝とき」
💙「……ふーん」
しょっぴーはもう一度目を閉じた。
🧡 (こんな時間が、ずっと続けばいいのに…)
俺は少しだけしょっぴーの方に体を寄せた。
🧡「もうちょいだけ、このままで……」
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きゅんきゅん