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ゆのでい🍄🩵

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撮影が終わった帰り道。
車の後部座席はカオスだった。
慎太郎、爆睡。
康二、タブレット見ながらウトウト。
ジェシーだけ異様に元気。
「りょーしゅけにぃ!!」
「んー?」
「おしごと かっこよかった!!」
「ありがと」
「キラキラしてた!!」
「照れるからやめろ」
すると前の席から樹がニヤニヤ。
「ファン一号じゃん」
「じぇしー 二号!!」
「増えた」
☆
その時。
優吾がスマホを見て吹き出した。
「やば」
「何」
「さっきの撮影現場、スタッフさんSNS上げてる」
涼介、嫌な予感。
優吾が読み上げる。
『撮影中、弟くんを守る涼介くんがリアル王子だった』
樹、大爆笑。
「リアル王子wwww」
「うるせぇ」
さらに。
『弟くんに“りょーしゅけにぃ”って呼ばれてたの尊い』
「終わった」
涼介が顔を覆う。
☆
だが。
本当の地獄はここからだった。
翌日。
学校帰りの樹が、ニヤニヤしながら帰宅する。
「ただいまー王子〜」
「殺すぞ」
「学校で見たぞ」
「何を」
樹はスマホを突きつけた。
そこには。
【国宝級モデル、弟を守る姿が話題】
しかも。
ジェシー抱っこしてる写真付き。
「誰撮った!?」
「現場スタッフらしい」
涼介、崩れ落ちる。
☆
すると双子が大興奮。
「うわぁ!! 涼介にぃ有名人!!」
「サイン!!」
「家族に書かねぇよ」
慎太郎まで記事を見ていた。
「りょーしゅけにぃ きらきら〜」
康二は真顔。
「……おうじ」
「やめろって」
だが一番面倒だったのは。
ジェシー。
「じぇしー うつってる!!」
自分の写真見て超嬉しそう。
「スター!!」
「違う」
「じぇしーも もでる!!」
「無理」
☆
その夜。
拓也が仕事から帰宅。
リビングに入った瞬間、全員がニヤニヤしていた。
「……なんだ」
優吾がスマホを渡す。
数秒後。
拓也、吹いた。
「おまえ何してんの」
「仕事だよ!!」
「弟守ってバズるモデル初めて見た」
風磨まで爆笑。
涼介はソファに埋もれる。
「もう無理……」
☆
すると。
ジェシーが突然、拓也に言った。
「ねぇぱぱ!」
「ん?」
「りょーしゅけにぃ、しゅごかった!」
「おう」
「じぇしー、ころばなかった!」
全員静かになる。
ジェシーは嬉しそうに笑った。
「りょーしゅけにぃが まもってくれたの!」
その言葉に。
拓也は涼介を見た。
涼介は少し気まずそうに目を逸らす。
「……別に普通」
拓也はふっと笑った。
「ありがとな」
たった一言。
でも。
涼介は少しだけ照れたように笑った。
その横で。
樹が小声で言う。
「王子照れてる」
「おまえマジで黙れ」
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コメント
1件
うわあ…この話、めっちゃ温かい…🤍 ジェシーが「りょーしゅけにぃがまもってくれたの」って言ったところ、泣きそうになったよ。小さな子の言葉って、ほんとにストレートで刺さるね。 拓也パパの「ありがとな」の一言がもう、全部報われた感じがして…涼介の照れ笑いも含めて、家族の空気が好きすぎる🥀 樹くんの「王子照れてる」は余計なお世話だけど、それもまた愛だよね(笑)