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【🐺視点】
あ”ぁ…今日も依頼来ないかあ…
そろそろ経済的にも厳しいのに…
_____私はおどろく。探偵事務所の所長…は言い過ぎか。
まあ、探偵とでも言おう。
この事務所には複数人が所属している。
「お、いた!おどろくさーん!!」
元気なお調子者。この人は凸もり。
基本的には私の助手だ。
「五月蝿い!朝から騒ぐな!!」
「おどろくさんいつも、デカい椅子に座って所長ズラしてるだけじゃん!」
凸さんは何故かイラつく。いじってくるからだろうか?
「違いますー!おどろくはちゃんと依頼が来ないか見てますー!」
「どーせ依頼なんて来ない癖に…」
そんな口喧嘩をしていると、ニグさんが入ってくる。
「あの…って」
「ニグさんどうしたのだ?」
「はぁ…また2人で喧嘩してたんですか?」
ニグさんが呆れた目つきで尋ねてくる。
「べ、別に…」
2人で言い訳をしていると、ニグさんが間に割り込む。
「あの!!俺話があってここに来たんですけど!!」
「ごめんなのだ!!詳しく教えてくれる?」
「あ、凸さんは出ていって」
「俺にも聞かせてくれたらいいのに」
凸さんが頬を膨らませる。いい歳して子供っぽいんだよなぁ…
無理やり凸さんを追い出して、ドアを閉める。
「五月蝿くてごめんね」
「いえ…あの話なんですが、俺の知り合いから依頼を頼まれまして…」
「依頼なのだ⁉︎」
私は思わず手で勢いよく机を叩いて、立ち上がる。
「そんなに驚く…まあでもうち依頼が来たのって過去5件ぐらいですよね」
「そうなのだ…なんでこんなに人気がないのか分からないのだ…」
「早速!!依頼を受けるのだ!!」
「みんな呼ばないと…」
「おどろくさんやる気ですね…」
私は急いでみんなを集める。
「どーしたの?」
さもさんが此方を覗き込む。
「あのね…依頼が…」
「えぇっ!?依頼?え?依頼?」
「うん…きちゃった…」
「まじ~?」
飴をしゃぶりながらななっし〜さんが言う。
「珍しー」
うたいさんも机のクッキーを頬張りながら言う。
「そんで依頼主はいつ来るの?」
「明後日なのだ!」
「声でか…」
べるさんが耳を塞ぐ。
「記念すべき6件目だねー!」
あふぇさんがにこにこで拍手をする。
「まあ…3年目にもなって6件は途轍もない数字ですけど…」
呆れたようにしぇいどさんが呟く。
「明後日は楽しみにしておくのだ!」
「クラッカーでお出迎えしよ!!」
凸さんが大量のクラッカーを持ってくる。
「流石に要らないのだ。」
そんなこんなで6件目の依頼が決まった。
「やっと依頼が来たのだ~!」
独り言を呟きながら、透明なティーカップに温かい紅茶を注ぐ。
コメント
6件
新作キタ━(゚∀゚)━!これは推理力があるかが不安ですねぇ...おどみんは♡♡♡集団だし...
クラッカーw依頼人をパーティーみたいなのりで迎えようとしているw