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学年一の優等生様には
才能がないらしい。
# prsk夢小説注意
# 魔法学園パロ
________
『ナイト・マジック』。
それは、私立の魔法学園。
そこは魔法が使えるように訓練する学園。
日本全国で見ても
かなり珍しい、招待・受験制で
小中高一貫の学校。
そんな学校に、僕は通っている。
白月夜 17歳。
好きな食べ物は梨、
嫌いな食べ物はナス。
魔法の成績はいい方…だと思う
(というか思いたい)
一応生徒会に入ってて、
今日も仕事で帰りが遅くなった訳だけど…
白月 / …はー、やばいやばい、
なんと、忘れ物をしてしまった。
しかも、しかもだよ!?
生徒会室からめちゃ遠い
“実技教室”に忘れ物をしちゃって…
出来れば
明日取りに行けたらいいんだけど、
まぁ色々事情がありまして……
明日取りに行くのは難しいから、
今取りに行こうと思って、
教室へ忘れ物を取りに行った。
その後のこと。
…何、この状況、?
女子生徒が屋上で魔法を使ってる…?
…いや、練習してる?
…屋上で??
今の状況を簡単に説明しよう。
忘れ物取りに行く→取りに行った
→屋上から音がした→屋上へ来た(今ここ)
…屋上で???????(2回目)
普通、学校で魔法の練習をする時は、
実技教室の自習室でやるか、
体育館・グラウンドでやるかのどれか。
それなのに、屋上…??
意味不明だけど、やる人はやるんだなと
自分の中で無理矢理納得させる。
まぁ、別に屋上の床も柵も魔法が効かないー
みたいなバリア張ってるからいいんだけど…
少し考え、扉の向こうをそっと覗く。
『 ファイアー・リング 』
僕の目の前で行われているのは、
基本魔法という、
『火』『雷』『水』『風』『土』
…以上の5つが元となる魔法。
その内の『火』の基本魔法が、
今、目の前の女子生徒がやっているものだ。
『 バーニング・ヒート 』
バーニング・ヒート。
それは、火の基本魔法。
使うと対象が燃える。
文字にすると、
「え?それだけ?弱くね?」という
そんな声が聞こえて来そうだが、
この威力を舐めてかかっては行けない。
上級者…Aegisと呼ばれる人達が
これを使うと、
それはまあ大規模の範囲の対象が燃える。
なので、基本魔法だからと
言って舐めてはいけない。(ここ重要)
態々鍵が着いている屋上で
練習するぐらいだから、はっきり言う。
彼女は、”少しだけ”魔法が
使えないだけなのだろう。
次の瞬間、薄い火で包まれると思った屋上。
けれど、何秒経っても包まれるどころか、
火すら出てこなかった。
「 …ん、? 」
少しづつ目を開くとそこには、
彼女が持っている魔法の杖から出る、
線香花火のような
パチパチとした小さな火だけだった。
白月「 え…、? 」
ありえない。
いや、有り得なくは無いけど…
この学園でこんなに魔法が
使えない人なんて、そうそう居ない。
1年生でも1人か2人居るか
どうか位なのに…
?「 …やっぱり、上手くいかないな。 」
彼女は屋上の真ん中、
つまり僕から3~4mぐらい
離れている所でそう呟いた。
白月 ( …ん?あれ? )
待てよ…?
本紫色のポニーテールに縛られている髪。
パライバトルマリンという宝石が
嵌められている魔法の杖。
…そしてなにより、
プルメリア、ヘリオトロープ、
そしてナナカマドという3つの花が
成績優秀者を表す金色に印刷された
制服のスカート。
ポケットに仕舞っていた生徒手帳を見る。
白月「 やっぱり、! 」
朝比奈まふゆ。
クラスは3ーBで、僕と同学年。
白月 ( …声、掛けなきゃ、! )
僕はチャンスだと思った。
なぜなら、この子は
“学年一の優等生”で、
生徒会で集まった際に
生徒会新役員に入るに相応しいと、
そう纏まったから。
そして、僕は声を掛けた。
『 レイン・スプラッシュ 』
『 フロスト・フリーズ 』
相変わらず魔法の練習をする、
彼女の背中に。
NEXT .
profile_
name . 白月 夜
gender . ?
Love . 梨 本 写真
I Don’t Like . ナス 注射
Class . 不所属
age . 17
Grades . A ~ S
others . ナイト・マジックの生徒。
新連載START.