(高城あいside)
抜けてるように見えてしっかりしていたり、幼く見えて幼くなかったり。
そんなアンバランスな魅力を持った女の子、雫は私の同僚で親友。そして今日は彼女の誕生日だ。
(雫、無事に誕生日を過ごせるといいけど)
昼休憩後の、一日の中で一番眠たい時間帯。窓の外は気持ちよく晴れていて、暖かい日の光は眠気を増幅させる。
午前中で急ぎの仕事はひと段落したから少し小休憩。あくびを堪え、上司にバレないようにデスクに頬杖をつき、雫の真っ赤になった顔を想像する。
温泉旅行では、結局最後まで進むことができなかったらしく、誕生日は今度こそそうなると、雫は可愛らしい顔を隠して悶えていた。
でも、それだけではなくて、楽しく過ごしていればいいな、なんて……。
(お節介過ぎかしら)
背伸びをして、そろそろ次の仕事に取り掛かろうとパソコンのマウスに手を添える。
すると、さっきまで空席だった*******************
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