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※この話ではitu pinのストーリーに関するネタバレが含まれております。理解した上でご覧下さい。

今回大分長いです。




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pin視点



“黄金の風が吹くのを感じないか?”


起きて警察無線に入り、挨拶をする。だが誰からも返事が返ってこない。

警察が少ないのかと思い携帯でStateを確認するも、警官やSWATどちらもそれなりにいるようだ。

大型が起きている訳でもないため、不思議に思っていると無線が入る。


“…ぺいん君牢屋に来れる?”


突然言われ、驚きつつも返事を入れ駐車場から牢屋へ向かう。

牢屋に着くと、そこには大勢の署員がおり困惑の表情で俺と牢屋の中にいる人物を見比べていた。

その事に気になりはしたがひとまず、話を聞こうと考えミンドリーへ話しかける。


「おはよう、ミンドリー。どうしたの?」


mndr-「おはよう、ぺんい君。まだ僕らも混乱してるんだけどね…..」


そういい経緯と要件を話し始めた。

どうやらフリーカの犯人が俺と瓜二つの人物だったそうで、その人物の指紋を調べたところ俺が出てきたそうだ。その時俺が出勤したためみなが混乱し、1度話を聞こうとなったそうだ。

俺と瓜二つ…思い当たることがある。

自分の目でも確認したいそう思い牢屋へ目を向ける。その時彼と目が合った。そして、悪い笑みを浮かべ口を開く。


???「あ!兄貴じゃんw」


『兄貴』そう言われ唖然とする。

もし彼が俺と同じクローンなのだとしたら同じ人間を元に作られているため、兄弟と言われればそうだ。


ebs「おごせん、本当ですか?」


「まぁ、そうだね」


少し怪しいかもしれないが、今はこの返答しかできない。


「弟と二人で話がしたいんだけど、いいかな?」


身勝手ではあるが、聞きたいことが山ほどあるため、周りに問いかける。


mndr-「大丈夫だよ、けどその前に切符だけ切らせてもらっていいかな」


「うん、ありがとう」


mndr-「ぺいん君切符切り終わったよ」


なぜここにいるのか、何が目的なのかなどと考えているうちに切符は切り終わっていたらしい。


「わかった、じゃあ取調室借りるね」


そういい弟?を連れて牢屋を出た。



……………



取調室の椅子に弟?を座らせ、1度深呼吸を入れる。そして冷静に、1つ目の質問をする。


「俺と同じクローンなのか?」


弟?「やっぱその質問だよね、そうだよ。俺はNo.120。」


No.120….ということは俺が研究所を抜け出す前に作られているのか。けれど会った覚えはない。


「120も抜け出してきたのか?」


No.120「ううん、俺は研究所からの特別命令でここに来た。」


「特別命令?」


No.120「うん、110がこの街にいるか確認しろっていうね」


その答えを聞いた時、体が冷たくなるのを感じた。けれど弱みを見せてはいけないため、先程と同じように質問を続ける。


「どうして俺を?」


No.120は驚いた表情をした後、返答のため口を開く。


No.120「110が逃げたあと、研究の失敗が続いててもう一度110で実験をしたいと考えたらしいよ。」


あの人達らしいな、全く変わっていないことに少し悲しくなる。


「なんて報告すんの?」


No.120「その時の気分次第?」


「…は?」


No.120「正直俺はどうでもいいんだよね、110のことなんて。俺はただ外の世界が気になっただけだから。」


こいつは何を言っているんだ。…けれど、こいつに何を言ってもきっと無駄だ、そう考えた俺は再び質問をする。


「なんで、犯罪したの?」


そうなのだ、俺が目的だとしてもフリーカをした意味がわからない。


No.120「警察に110の特徴と一致している人物がいるって聞いたから、早く警察に会うためにした。」


またもや、呆れる返答をした120に頭を抱える。


「この街にはどのくらいいるの?」


No.120「3日ぐらいかな、そしたら研究員が迎えに来る。」


「ロスサントスに研究員がくるの!?」


No.120「うん、と言ってもあまり見られたくないからって来るのは山のほうなんだけどね」


「なるほどな….」


聞きたかったことは聞き終えた。これから、みんなにどう説明しようか。混乱させてしまったことも、謝罪しなければならない。そんなことを考えていると、


No.120「質問は終わり?」


120が話しかけてくる。


「ん?あぁ、終わりだよ」


No.120「俺さ、結構大切な情報も答えてんのよね。バレたら、処分になるようなことも。

だからさ、こっちのお願い1つ聞いてよ」


やけに素直に答えてくれる、とは思っていたがこれが目的かと納得する。


「お願いって?」


No.120「簡単なお願いだよ。この街に、いるとき俺の監視をするなっていうね」


「…俺は正直、120のことを疑ってる。だからほかの願いにして欲しい。」


「えー、それなら報告しちゃおっかな。」


痛いところを突かれる。そうだ、今の俺は立場が弱いのだ。何をするかわからない研究員達にバレたら、ロスサントスの人々にも危険があるかもしれないのだ。そう考え、答えを決める。


「わかった、その願いを聞く。ただ一日に一度警察署に来てくれ。」


No.120「うーん、そのぐらいなら大丈夫だよ。じゃあ兄貴!3日間よろしくな」


120は怪しい笑み浮かべながら話す。正直、信用出来ないし、どんなことをするか検討もつかない。

これからの3日間を考え、思わずため息を漏らす。


「はぁ…….」









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最後まで見て頂きありがとうございます。

今回は、大分長めになってしまいました。

次の話も出来次第投稿します。


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