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大昔の天界
まだ平和で何も起きなかった日々
善を行い続ける天使がいました
食べる時にも「私なんかのためにありがとう」と
彼女は生物達の生死を操る神の使いでした
彼女は生き物が死ぬ瞬間、誕生する瞬間を見続けてきました、
彼女はその度心が苦しくなりました
ですがそれが彼女の仕事でした
ですが遂に神に怒られてしまいました、
「あなたは慈悲深すぎる」「そんなんじゃやっていけない」と
彼女には罰が下されました、全王神はどのような罰にしようか考えました
彼女の償いは多く、罰は軽くなりました
彼女の罰は「片翼を無くす」でした
彼女は悲しまず、耐えました
彼女は片翼だけになりました
周りからの視線はどんどん強くなりました
彼女はそれでも耐えました
神々からも見放され、一人悲しく籠る事にしました
そんな時の魔界では同じように慈悲深い悪魔がいました
そんな少年(悪魔)にも罰が下されました
全く同じ罰でした
片翼を失った少女は魔界にフラフラと歩きました
飛べない彼女は疲れ果てながらも歩きました
そんな時、2人は出会いました
悪魔は言いました「お願い、天界に行かせてくれ」と
天使は言いました「お願い、魔界に行かせて」と
2人は決めました、「2人で天界に行こう」
天界に2人とも行きました
彼女らは2人だけで暮らしました
ただ、天使の力の源の多くは翼だったため
天使は衰弱していた
全王神の元にある天使と悪魔の片翼
天使の羽は1年に1度だけポロポロと落ちていく
その1年は天使の誕生日、歳を取って行く事に羽は落ちていく
その度に天使は衰弱し続けた
そのことに気がついた悪魔は魂狩りを始めた(魂狩りは今は死神がやっています)
魂から手に入れたエネルギーを天使に与えれば衰弱は治るだろうと悪魔は考えた
そして天使の誕生日
天使の最後の誕生日
悪魔は手を合わせて祈りました「この天使を助けてください」
…
何も起きなかった
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も悪魔は祈り続けた
もうすぐで少女は死んでしまう
生命の残りを表す天使の輪の点滅は切れ始めていた
そんな時悪魔は涙を流しながら言いました
「お願いです、この天使を助けてください、僕の命を無くしてでも…お願いです」
その瞬間になにかの神が現れた(今で言う生物神)
神は言いました「あなたの全てを失う代わりにこの少女を生き返らせましょう」
悪魔は喜びました
神は悪魔との頃の記憶と片翼のない期間の記憶を全王神、悪魔以外の記憶から消しました
少女は目が覚め、悪魔は消えました
全王神の元にあった天使の片翼の羽は全て戻り、悪魔の片翼は骨とズタズタの皮だけになりました
全王神は悪魔の死を悲しみ、天使の生を喜びました
そのため全王神の席には羽がどちらとも飾られています
天使は生きました
悪魔は死にました
その後、全王神は交代しました
初代全王神から2代目に変わりました
2代目全王神は…
二人います
元天使と…
死んでしまった悪魔だそうです
全王神様は…████かも知れません