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#🩷受け
みむら
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Nao
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みむら
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向かった先は、新聞部の部室だった。
本当に向井くんが?
疑いの眼差しに気がついたのか目黒くんは無理向いて、じっと見つめてくる。
オレは誤魔化すようにニコッと微笑んだ。
すると、目黒くんの顔が次第に赤くなり、いきなり素早く「バッ」と前を向いた。
あーヤバイヤバイヤバイ💦
留学生のラウールや、康二探しに夢中だったから意識してなかったんだけど、そういえば今、佐久間先輩と2人っきりで一緒
最推しに話し掛けられて会話しかも、今日もいい声で名前も呼ばれる。
ボイスレコーダー録音
忘れてたーっ
押さなきゃ押さなきゃ
目黒くんがドアの前で微動だに動かない
(開けるのを躊躇っているのか?それはそうだよな、ショックだよな、こんな事をしてたって知ったら…)
一発殴らないと気が済まない
僅かに震えてるし
「目黒くん」
呼びかけるとビクッとした。
「いっ今明けますから」
思いっきりドアを開けた。
「なんやいきなり!?ってめめっ」
「康二」
「それに今話題の佐久間くんいや、ヤン姫様と言った方がいいか〜?」
「やっぱりあの記事康二が」
背もたれに重心を傾けパイプイスはギシリと鳴った。
「そや、あーそんな睨まんといて、頼まれたからやし」
「頼まれた?」
「留学生に頼まれただけ」
深く行きを吐き出して肩を竦めた。
悪びれもしない態度
「オレそんな話聞いてないし、知らねえよ」
「向こうの親の許可もあると言うてて」
水面下で話が進行しており、
やっぱりラウと一度話し合わないといけない
オレは部屋を飛び出した。
「康二この話、嘘だったら」
「別にええやん」
「バチ当たるといい」
自分でも驚くくらいの大声が出てビックリしたが、それも気にせずに後を追い駆けた。
久々に走ると足が縺れそうになるが、ここで見失うわけにはいかない
時間も経ったしもう一度
構内を走り回ってもやはり目当ての人物はいなくって、疲労だけが蓄積した。
「校内にいませんね」
背後から声を掛けると振り返った。
その表情は心底驚いている表情
「付いて来てたの!?」
「…迷惑でしたか?」
「いやそんなことないけどさ」
「校内ではなく…そっその…寮探してみませんか」
提案を黙って聞いてくれた後には、
暗かった表情がパッと明るくなり笑みを向けてくれて、
思わずドキッと胸が鳴った。
「よし寮で張り込みだ!!まず変装と…」
ぶつぶつ独り言の呟き声もいい
そっと視線をポケットに移す。
好きな推しと一緒にいる事実より今は、
ボイスレコーダーはちゃんと録音できているだろうか気になって仕方なかった。
コメント
1件
読み終えました!第56話「虚偽」、タイトル通り嘘と真実が交錯する回でしたね。康二がラウールに頼まれて動いてたっていう衝撃の事実…「オレそんな話聞いてないし」って目黒くんの怒りと悲しみが混じった反応、すごく刺さりました。個人的に一番グッときたのは、ボイスレコーダーを押すの忘れてた!って焦る主人公の心情と、好きな推しより「ちゃんと録音できてるか」が気になって仕方ないっていう心理描写。推し活と事件解決の板挟みになってる感じがリアルで好きです。次の展開、気になりますね!