テラーノベル
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寮のエントランスでオレと、目黒くんも付き合ってくれて2人で張り込みを開始
途中何人かには「ヤン姫様こんばんは」と挨拶しされ、正直邪魔でしかない。
オレの変装ってバレバレなの?
物陰に隠れて身を縮込ませた。
ラウはいつ帰ってくるのだろう、寮に戻ってくるのかどうかすらわからないのに待ち続けた。
勿論あんぱんと牛乳を持ちながら
選択肢はそれしかなかった。
「あの…何故あんぱん」
「知らないの張り込みの定番なんだから」
眩しいくらいの笑顔で、見つめてきたので、その先の言葉は出なかった。
諦めかけていた所とうとうターゲットはやって来た。
遠くからでもシルエットでわかる。
オレは目黒くんに目配せをした。
まずオレが飛び出し、もしラウが逃げるようだったら、道を塞いで捕まえて欲しいと、指示しておいた。
一度きりの作戦の決行である。
段々近付いてくる。
緊張で呼吸が荒くなる。
ここでというタイミングで、ラウの前に立ち見上げた。
ラウは一瞬驚いた表情を浮かべたが、オレを見るなり笑顔で抱きついてきた。
予想外の行動
「お出迎えしてくれたの?ありがとう💕凄く嬉しい。結婚したら毎日お出迎えしてよお姉様」
「ちょっちょっとラウっ」
オレはラウの腕の中から逃れようとするが、力で敵うわけがなくなすがままになった。
「ラウール」
建物の影からゆっくり現れた目黒くん、がラウに向かって呼びかける。
そこでようやく目黒くんも同じ場に居た事を認識した。
「目黒くんも居たんだ。邪魔しないでよねボクたちの空間を」
「……」
目黒くんは何も言い返せなかった。
「何がボクたちだよ!!変な噂が立ってこっちは迷惑してるんだぜ」
「えーなんの?」
「『婚約者』ってインタビューで話てたし記事になってたし、デマ流すんじゃねーよ。そんなに注目の的になりたいのか」
「嘘じゃないよ『婚約者』って、ほら子供の頃約束したでしょ、ボクが『将来結婚して』って言ったらお姉様は『大人になったらいいよ』って、ボクはその為に頑張ってきたんだから」
思い返しても身に覚えがない。
「ボクの州では16歳で親の承諾があれば結婚が出来る。ボク6月27日誕生日でしょ、誕生日を迎えたらお姉様と結婚してボクの拠点で一緒に暮らそう」
「へぁっ」
衝撃過ぎて変な声が一瞬出た。
ようやく抱きつくのはやめて解放されたのだが、視線は逸らさず終始笑顔だった。
「建前上【交換留学】だけどね、本当の目的ボクはお姉様を迎えに来たんだ。学園を辞めても安心して、学園に支払う授業料全部肩代わりしてあげる。」
ここで、傍観者だった目黒がボソッと呟く
「…自己中」
「別にいーけど」
(呟きまで拾うとはとんだ地獄耳だ。と目黒は思った。)
一方的に話をしている。
というか【男】同士で結婚
海外だから?
#🩷受け
みむら
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コメント
1件
お姉様を迎えに来たラウくん、重い…でも尊い(笑)!あんぱん片手に張り込んでる場面が可愛くて、そこからの「結婚しよう」は衝撃だったよ。16歳で迎えに来るって執着がすごいね。でも本気で計画してきたんだなって伝わって、背筋がゾクッとした…。目黒くんが「自己中」って呟くの、めっちゃ分かる。続き気になる〜!