ｶﾞｼｯ

天照「はぁ…」

天照「まだ抵抗するか……」

悪魔

悪魔「ﾋｭｰｯ…ｶﾞﾊｯ……」

悪魔「翡翠ち”ゃんを”ｯ…離して”くださいｯ…ｹﾞﾎｯ」

翡翠「悪魔ざｯん？」　

天照「そうか……」

天照「御主らはこんな人間が良いのか」

天照「しかしこの人間はこの世界の決まりを破った者」

天照「天界には置いておけない」

天照「さらばだ」

翡翠「へｯ…？」

悪魔「翡翠ちゃｯ…!!」

ﾊﾞｯ

首から手が離れた瞬間、立てていたはずの

地面をすり抜けた。

何だろう……急に重力が戻ったような……

あぁ……ということは…

死ぬんだな

翡翠「…って」

翡翠「もう死んでるかぁ……(笑）」

ﾊﾞｼｬﾝｯ

翡翠(あ……れ……？)

翡翠(実体がある……？)

翡翠(ここは……)

海？

翡翠(ｯ!?)

翡翠(ヤバいｯ…苦しい…！)

ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｯ…

翡翠「ぷはｯぁ!!」

翡翠「ｵｪｯ……ｹﾞﾎｯ…ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬｯ」

翡翠(し、死ぬかと思った…)

翡翠「ここｯ…どこ……？」

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天照「どうだ？悪魔」

天照「自分の命ををかけて守った女が目の前で死んだ気持ちは」

悪魔「あ”ｯ…翡翠ちゃんｯ……？」

天照「あの女が命を持って貴様らの処分は無しにしてやろう」

悪魔「ｯ……」

天照「嬉しいか？悪魔」　

悪魔「ｯ…はい……」

天照「次は無い」

天照「覚えておけ」

悪魔「は、い……」