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日帝「ん…」
目覚めると俺は暗い空間にいた。
日帝「どこだ?ここは…」
アメリカ「よぉ日帝」
日帝「アメリカ…?何故ここに…」
アメリカ「相変わらず冷たいな」
日帝「…当たり前だ」
アメリカ「今日はお前への制裁だ」
日帝「は…?制裁?」
何を言っているんだ?こいつ…
日帝「ってことは俺をここに連れてきたのは…」
アメリカ「勿論俺だぜ?」
日帝「…ふざけたことをするな」
アメリカ「はぁ。ひっでぇな」
ボコボコッッッ勢いよく俺は頭を殴られた。
日帝「ッッッ!!?」
アメリカ「はは。俺に対して冷たいなら無理やり…」
日帝「…は?」
こいつ、おかしい…。
ドコッドコッ今度は顔を蹴られた。
日帝「ぐっ…!!」
アメリカ「…その表情愛着わくぜー」
日帝「…ちっ…」
思いきり顔を殴られて口が切れた。
血が次々に垂れる。
日帝「ッッッ…」
アメリカ「…自業自得 」
血が口の中にいきわたる。
ボコボコボコッ次々に顔を殴られて血が止まらない。
日帝「…ッッッ!!!」
アメリカ「はは」
アメリカは不気味な笑みを浮かべてこちらを見た。その笑顔さえもいつもとは違う…。
日帝「…!」
そうだ。逃げれば…逃げればいい。
そう思い、体勢を起き上がらせる。
アメリカ「!!」
日帝「!!?」
その瞬間アメリカに胸ぐらを掴まれる。
そして勢いよく腹を蹴られた。
日帝「ぐはっ…!!」
アメリカ「…」
日帝「…!?」
アメリカ「大人しくできないなら…」
と言って俺に近付くとロープで俺を縛った。
日帝「は…?」
アメリカ「頼むから大人しくしてくれよ」
日帝「やめろっ!!」
アメリカ「俺はやめないぜ?」
本当に狂ってる。おかしい。
制裁と言ってもやりすぎではないか。
日帝「ちっ…」
俺はアメリカから顔を逸らす。
そしたらまたアメリカに顔を蹴られる。
日帝「ッッッ!!!!?」
勢いがすごくて意識が朦朧とする。
目眩が気持ち悪くて吐きそうだ。
日帝「うっ…」
思わず声が出てしまうほど苦しい。
アメリカ「可愛いらしいなー?」
わざと確かめるような言い方が癪に触る。
今すぐその場で殺してやりたいくらいだったが縛られている俺には何も手段はない…。
ドコドコドコッ勢いよく腹を蹴られ続ける。
アメリカは相変わらず不気味な笑みのまま。
日帝「ッッ!!ゲホゲホゲホッ」
アメリカ「…最初から大人しくしていればな」
アメリカはおかしそうに笑った。
日帝「ガハッドバッ」
俺は耐えきれずに吐いた。
けれど吐き出たのは血だった。
日帝「…ッッッ」
アメリカ「その苦しんでる表情、あの頃を思い出すな」
日帝「…何の…ことだッ…」
アメリカ「しらばくれるな。わかってるだろ?」
どうせまた第二次世界大戦のことだろう。
日帝「ガハッッガハッ」
吐血が止まらなかった。息苦しい。
アメリカ「今にも…死にそうだな」
日帝「…貴様が死ね」
アメリカ「やっぱお前は怖ぇなー」
アメリカは笑って言う。
アメリカは俺の肩を組んだ。
日帝「…は?」
アメリカ「まあまあ。俺達、仮にも昔からの仲だろー?」
日帝「傷つけたのは…事実だろう?」
アメリカ「それはそうだけど。これとそれは別」
日帝「はっ…何が別なんだか…」
傷つけあっても意外に仲が良い2人なのである。
終わり