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コメント
8件
続き待ってます!
続きーきになるー
⛄ BL
💛 × 💜
Prologの方から見ることを推奨します。
ーー
「もう…なんでだよ…」
「俺が何をしたって言ったんだよ。ちゃんと言えよ。」
「ううっ…くそ、くそぉ……」
扉相手に、少し気が軽くなる程度まで愚痴をぶつけていた。
やけくそになって涙を流して、メイクが崩れそう。
そんなこんなで、スタジオ入り10分前に。
今回の収録について話すこともあるし、メイクも髪も乱れただろうからこの程度に収めて楽屋へと戻った。
照は、もう、少しも未練なんかないのかな。
そんな独り言をボソッとトイレへと残した。
「遅かったな。」と、翔太が話しかけてくれる。
その声を発端に、佐久間やこーじも心配してくれたように話しかけてくれ、振られた次の日にしては元気な方だと思う。
…そう、演じているだけ。
本当はもっと泣きたいし、もっと照に縋りたい。
なんで別れたんだって、俺の何が良くなかったんだって問い詰めたい。
付き合っていることは、メンバーにも言っていない上、なんで急に別れを告げたんだと突然問い詰め始めたら、困惑どころの騒ぎじゃない。
…俺が我慢して未練もクソもなくなるぐらいになれば、メンバーも照も、そして、俺も、全部まっさらになる。
「スタジオ入りです」
スタッフさんからの掛け声が聞こえたので、みんなでスタジオへと向かう。
別れて初めての同じ現場。…気まずいけど、仕事は仕事。
「……あ」
俺はSnow Manの中で、MCという立ち位置に置かせてもらっていて、嫌でもメンバーに話をかける事がある。
もちろん、彼にも。
台本を読み進めると、照と共通点のあるゲストさんが居て話しかける場面が多い。
なんでよりにもよって今回の撮影なんだと思うが、流石に「ここ、照と別れて気まずいのでやれません。」なんてめちゃくちゃな私情で断る訳には行けない。
「岩本さん、○○さんと共通点が多いみたいですけどどうですか?」
営業スマイルとはこの事か、取り繕って笑顔を作りながら話しかける。
そうっすねーとか言って、普通にされるのがモヤモヤするけど、変な空気になるよりかは何倍もマシ。
なんとか撮影を終わらせ、各々帰宅の準備に入った。
……そういえば、照ってどこに帰っているんだろうか。
突然荷造りを始めて別れを告げたから、家借りた後に別れたとかなのかな。
「……寝れるわけないじゃん。急に1人でデカイベッドでなんて。」
たまたま2人きりになったので、急いで帰ろうとしている照の背中にぶつけた。
一瞬立ち止まってくれたが、すぐに早歩きで去っていってしまった。
俺もここにいる意味は無いし、少し時間を置いて楽屋を出た。
ーー
「はぁっ、はぁ……ふっか!」
タクシーを呼ぼうとスマホを開いた瞬間、後ろから声が聞こえた。
「うぇっ、翔太…?!」
「お、おい、なんだよその息切れ……もしかして走ってきたのか?」
先程からずっと心配の声を掛けてくれた翔太が、肩で息をしながら話し始めた。
「お前、なんでそんなに元気ないんだよ!」
「何かあった?…あと、なんであんなに隠すんだよ!」
肩を掴まれ、前後にブンブンと振られる。
図星を突かれ、俯くことしか出来ない俺に、更にイライラを募らせた様子。
「…別に、プライベートに侵入するつもりはねぇよ。」
「翔太……」
「でも、これは流石に見逃せない。…あんなに寂しそうにボーッとして、1人になろうとして、絶対おかしい。」
「 昨日、なんかあっただろ。 」
その通りとしか言えない言葉に、口をもっと塞いでしまう。
正直、翔太にこんなに行動を見られているとは思わなかった。
…いや、別にいいんだが。
自分の中では完璧に「いつも通り」を演じていたつもりなので、落ち込んでいるのがバレているとは微塵も思ってなかったのだ。
「…昨日ちょっとショックな事があって、」
「やっぱそうか。……どんなことがあった?」
「あぁ、えっと……」
「……ごめん、言えない。びっくりさせちゃうし、きっと時間経過で戻るからさっ!(わら」
「え?ちょっと待って」
「タクシー来たわ!じゃ、また明日!」
まだ呼んでないけど、ちょうど通りがかったタクシーを理由に逃げるように翔太の傍から去った。
申し訳ないけど、こうでもしないと翔太は折れないだろう。
ーー
切り方変かもです🥹続かせるのも難しそう…
一応久々の小説書きなんです🤦🏻♀️
ストックほぼ出し切っちゃって、急遽書きました笑
というか、進展が無さすぎる💧
どう続けるのか、あんまり目処付いてないんですよねぇ🤔
私もどうなるか分かっていないので、気軽に読み進めてくださると嬉しいです笑笑