月曜日を迎えて、爽やかな晴天の朝に似合わない暗い顔の俺は電車に乗った。
 市花と昨日ずっとLIMEをしていて、一緒に登校しないかと誘われたが、付き合ってからがいいと断った。
 どれもこれもこれまでならときめいて仕方なかったはずなのに、今は違う。
 緋咲に土曜日のラブホテルの金を払わないといけないし、顔を合わせるのは気まずいし、心が落ち着かない。
ラブホテルを出てから今まで緋咲からは一度もLIMEはこないが、こちらから送ることもできない。
 電車の手すりに寄り掛かってLIMEのトーク画面をぼんやり眺めていると、スマホが震えた。
 ミサさんからだった。
『おはよう。昨日真島さんに聞いたんだけど、バイトやめたって本当?』
『本当です』
『残念だな。どうして?』
『色々あって』
『そっか』
 俺はそこ*****
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