テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
5件
んーー!めっちゃてぇてぇ!! やっぱリーダーはクロノアさんだよなぁ!なんでこんなに話が入ってきやすいの?!🥀ちゃん天才?! ほのぼの日常組もええなぁ!(´﹃`)
頼られてるkrさん本当に好き 短いし、話の内容伝わってくるし、もしかして、はなちゃん天才って呼ばれない?
朝のホームルーム前。
俺が教室に入ると、
一番奥の窓際でトラゾーが
ノートを広げていた。
tr「お、クロノアさん! 遅かったじゃん!プリント写させてよ〜」
kr「またサボってたの〜??笑笑」
笑いながら席に着くと、
しにがみくんが隣にくる。
sn「クロノアさん、あの昨日の数学やってきましたか??」
kr「うん、ここだよね??」
俺がノートを差し出すと、
しにがみくんは明るい顔をした。
sn「クロノアさん、何か困ったことあったら絶対言って下さいね。僕、話くらいは聞きますから!!」
しにがみくんがそう言う。
kr「ありがとう。でも、しにがみくんの方こそ、何かあったらすぐ言ってね?皆いるし」
優しい微笑みで返すと、
しにがみくんはちょっと赤くなる。
tr「クロノアさん、はい!これ昨日の宿題。俺も書いてもらっていい?」
トラゾーがひょいと
自分のノートを重ねてくる。
kr「しかたないな、まったく。今度はジュース奢ってね」
tr「了解です!」
そんなやりとりを壁際から
見ていたのが、ぺいんとだった。
pn「クロノアさん、これ先生が朝の伝言って」
手紙を差し出すぺいんと。
kr「ありがと、ぺいんと。ちゃんと渡しとく」
pn「りょーかいです!ニコッ」
チャイムが鳴る。
みんなそれぞれの方向を向いているのに、
不思議と俺のそばには誰かがいる。
それとなく頼りにされている感じ。
からかわれても、冗談を返したら
すぐ笑いが溶ける。
pn「ねぇ、クロノアさん。放課後ゲーセン行きましょ!!」
ぺいんとが声を上げると、
トラゾーやしにがみくんも自然と振り向く。
kr「いいよ〜」
tr,sn「ぺいんと/さん だけずるい!!ムスッ」
tr「クロノアさんが行くなら俺も!!」
sn「僕も行きます!!」
皆の目が自然とクロノアに集まる。
なんだかんだ、
頼られているのも悪くない――
ふと、そんなことを思った。