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岩本は楽屋を出るとイライラしていたからか早歩きで駐車場に向かい、自分の車に乗り込む。
岩本「はぁ、俺の大介なのに…」
ため息をつきながら呟く。顔を上げると慌てて駐車場に入ってきた佐久間が見える。急いで追いかけてきたのか少し息が上がっている。
佐久間は岩本を探すようにキョロキョロしている。
岩本「今日は寝かさないからな…」
車を出すと、キョロキョロしている佐久間の前に停める。
佐久間「照!置いていかれちゃったのかと思ったー!」
助手席に乗り込むとウルウルした瞳で岩本を見つめ、ギュッと抱きつく。
岩本は佐久間の手を掴み自分から引きはがすと、ハンドルを握りなおした。
佐久間「照、怒ってるの?」
ハンドルを握る岩本を見て、シートベルトをしながら照の顔を覗き込む。明らかにムスッとした岩本の表情を見てやり過ぎたと焦る佐久間。
岩本「…」
岩本は無言のまま車を走らせ、人気のない公園の駐車場に車を停めた。後ろの席に移動すると怒った瞳で佐久間を見つめ。
岩本「大介、こっちにこい」
佐久間「う、うん…」
小さく頷くと後ろの席に移動し、岩本の隣に座る。
佐久間「ひ、照?…ごめん!ヤキモチ妬いてほしくて…ごめんなさい! 」
岩本が口を開く前に佐久間が先に謝罪をした。
岩本「ふぅん、俺がそれで許すと思ってるの?…あんな、めめとイチャイチャしといて」
佐久間「うっ…だって…最近、会えなかったから…なんでもするから許して!お願い!」
涙目で岩本に懇願する。
岩本「本当になんでもするのか?」
佐久間「する!なんでも照の言う事聞く!」
涙目で許してもらえる希望がみえたと顔を上げて岩本の顔を見つめる。
岩本「じゃあ、これ入れて出かけようか?(ニヤ)」
岩本は後ろの席に置いてあったバックの中からあるものを取り出し佐久間に見せる。佐久間は岩本が手にしているものを見て目を見開きビックリした表情をし、顔を赤らめる。
次回はR18になります。
今回もここまで読んで頂いてありがとうございます。