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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
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「怜さん、お義兄さん、美花を知らない?」
関係者の挨拶を終えたところで、奏が圭と怜の元へ小走りしてきた。
「いや、見てないが……。奏さん、美花と一緒にいたんじゃなかったのか?」
「私、化粧室に行ってたんだけど、戻ったら、美花がいなくなってて……」
圭は注意深く、会場内を見回してみると、弟夫婦も四方八方に視線を向けながら、美花を探す。
華美な服装の人波が蠢く中から美花を見つけ出すのは、予想以上に困難だった。
「くっ……美花…………どこに行ったんだよっ」
圭の胸中に、美花が忽然と姿を消し、静岡に行った時の事が思い出され、不安が過ぎる。
(いや、美花はきっと、この中のどこかにいる。約束したんだ。俺の目の前から消えないって……)
彼は、祈るような気持ちで、辺りに目を配らせた。
「おい、圭。あれ…………美花ちゃんじゃねぇの?」
遠くを凝視したままの怜に声を掛けられた圭は、視線を辿っていくと、黒いロングドレスを着たショートボブの女に、美花が腕を引っ張られている。
「え? あの女の人って…………もしかして……」
奏も一点をじっと見つめたまま、思い出したように独りごちる。
死角になりそうな会場の隅で、美花と女が立ち止まった。
「っ…………アイツッ!」
怒気を孕ませたような声音で、彼は言い捨てた。
「圭。美花ちゃんの腕を掴んでるあの女…………以前、南町田のアウトレットで、俺と鉢合わせになった時に、一緒にいた女だろ?」
「ああ……。そうだ……」
弟の問い掛けに、やけに落ち着いた声で答えつつ、圭は鋭い眼差しを湛えたまま、美花の元へ急ぐ。
(千夏のヤツ…………また美花に危害を加えるつもりか?)
美花の面立ちが怯えているようにも見えるが、しっかりと地に足を付けている。
背中越しの千夏の表情は分からない。
不意に、千夏の右手が、小さく後ろに引くのが、圭の瞳に映り込む。
「美花!!」
圭は、すぐさま駆け出すと、華奢な肩を素早く抱き寄せた瞬間、真紅の液体が飛び散り、彼の頬とスーツの上着を濡らした。
コメント
1件
うわっ、急に血が飛び散った…!? また千夏ってやつが美花にちょっかい出してるし、今回も危ないところだったね。でも圭さん、ちゃんと約束覚えてて美花を守りに行ったのが熱いわ。相変わらずスーツが血で汚れる展開はヒヤヒヤするけど、続きが気になりすぎる🔥 次回も待ってます!