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春乃莉織🎀
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ゆきね。
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淡い面影を見ていた
ただ
あなたを眺めていた
夏の日の思い出
アイスを片手に空を眺めて
雲一つない青空を
あなたの瞳が写していた
緑の生い茂る草原で
あなたの髪が風に靡いていた
夢だと分かっていた
どこか懐かしい匂い
それでも良かった
醒めなければいいと思った
あなたが
困ったように笑いかける
少しずつ形を失っていく
永遠を象った美しい情景
貴方は塵になって消えた
ただ
その蒸し暑さだけが
異様に肌に纏わり付いていた
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! どうやら語り手は大切な人である貴方の 面影を見ている様ですね… その面影は夏の日常的な光景の様ですが… 語り手はそんな面影を夢だと思い 醒めない事を望んだ辺り、 貴方は既にこの世にいないのでしょう… だから恐らくもう同じ光景を 現実で見る事は無いのでしょうね… だからこそ… いつか醒めてしまう夢と言う物でも 醒めない事を望んでしまうのでしょうか…
うわあ……詩だったんだね。192話、物語も終盤って感じなのかな。 夏の暑さの中で、大切な人が少しずつ形を失って塵になって消えていく描写、すごく切なかった。特に「醒めなければいいと思った」ってフレーズが胸に刺さるよ。永遠を願った先にある虚無感と、残る蒸し暑さだけの生々しさが対比になってて、読み終わった後の余韻がすごい。 🐺❤️🩹さんの過去の話を知ってる読者ならもっと深く刺さるんだろうな。素敵な詩をありがとう。