テラーノベル
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私、3回ほど生死を彷徨った臨死体験をしている気がする。
1回目は4歳の時に、憑依守護のひなが目の前にいて「生きたい?」と聞かれた時のアレ。
2回目は知らんババア(後から元夫がお世話になった人)から木箱を渡されて、カラフルな街を抜けて光の方へ走れと急かされて全力疾走したアレ。
3回目はわりと最近で、普通に具合が悪くて寝ていたら周囲が急に真っ白な光に包まれた。
目の前にまず夫が何故か左右に2人いて、「本物はどっちだ?」と質問された。
普段の飛んだ感覚と全く別物だったからおかしいなと初手から気付いて、稲荷が憑依してる方を選んだら「次の道に進め」と背を押されて進む。
次は私の娘が左右に2人いた。
片方は背が低く幼い雰囲気で大人しい。もう片方は私より背が高いけど大泣きしてたから、うちの娘はそんな寡黙じゃないんだよなぁ、寡黙な方が育てやすいんだけどね、と大泣きしてるデカい方を選んだ。
すると再び「次の道に進め」と言われて、どんどん周囲が光で明るくなっていった。
次で最後っぽいなと思ったら、目の前に左右2人の外守護S兄がいた。
片方はいつも通りこれでもかってくらいの熱血系で、片方は信じられないくらい寡黙で冷静だった。
この辺でなんかもう選ぶのが疲れてしまい、熱血系のいつものうるさいS兄も今出てこられるとちょいとしんどいし、ありえんくらい冷静で大人な対応してくるS兄もキショと思って「どっちでもない」と引き返した。
ふと、普段は別の空間から守護してくれている子の呼び声が聞こえて振り向いたら唐突に手を掴まれて、来た道全てを逆走した。
長い光の道が段々と暗くなっていく。こっちで合ってるのかな?と疑問が浮かび始めた頃、はっと目覚めた。
憑依守護もS兄達外守護も、凄いテンションがお通夜状態で、ベッドを囲むように見下ろしていて居心地が悪かった。
「今回ばかりは遠くに行き過ぎて、もう連れ戻せないかと思った」と手を掴んでくれた守護に文句を言われた。
あれ、あのまま正しいと思った方(通常なら熱血系)を選んで進んでいたら、もしかして……?