一方
月見「じゃあそろそろあのクソ野郎の部屋を見に行かない??なんとなく面白そうじゃん?」
ビリーヴァを余程ぶっ飛ばしたいのだろう
空気に向かってパンチや往復ビンタの練習をしていた
周りが引くほどに
かずき達は目で会話する
(アイツここがいかれたんじゃないか)
と頭を指さしてクルクル回した
全員「ナンデモナイデススミマセン」
10分後
真凛「階段はきついってえ〜!!」
階段では阿鼻叫喚の声が響いていた
カイン「がんばってください!あとたったの100段なので!!」
真凛・月見「死ぬゔゔゔゔゔ……」
「大丈夫?」
カナは陸上部なので、平気そうだ
だが
真凛は演劇部、月見は吹奏楽部なので限界なようだ……
「ちょっと回復させた方がいいか…」
カインは呪文を唱えた
「να ξαναζωντανέψει!」
月見「?体の調子が良くなったみたい……」
真凛「本当だ………」
「もう平気です。回復呪文を使ったので」
かずき「ありがとうございます!」
12分後
月見達は階段を登り切った
「死ぬかと思った………」
かずき「ビリーヴァの部屋に行かないと」
召使い「確か………3階の部屋だった気がしますが…………」
???「リリック様」
リリック「うわあ!!」
???「いきなりで申し訳ございません、私はステラです。ステラ・バロックです」
リリック「という事は………お兄ちゃん(アカシック)の………」
ステラは頷く
「はい、アカシック様に仕えている者です。ところでアカシック様が今危険な目にあっているのですが………」
月見はステラを見ていった
「あなたは………」
「ああ……あの時の方ですね。あのクソ花をしばいた時にいた……お久しぶりです」
月見「お久しぶりです」
かずきは驚いた
「え?この人を知ってるのか?」
月見「うん。だって助けてもらったから」
ステラ「あー………あれはただ………アカシック様の命令に従わなかったクソ花に処罰をしていただけなんです。この世界のルールって、アカシック様がお決めになったんですよ。『人間に絶対に手を出してはいけない』というルールがあるのです」
月見「そうだったんですね……」
ステラ「話を戻しますね。アカシック様が危険な目に遭われていることは知っていますか?」
リリック「………えっ?」
ステラ「聞いたらかなりショックを受けると思うのですが………聞きますか?」
全員「聞きたいです」
ステラは了承した
「それでは………」
「アカシック様は………現在はビリーヴァ様に捕えられているとの事です」
月見「え…………」
「そして……『アルディ』という悪魔の存在を知っていますか?」
全員がハッとした
リリック「まさか………!アイツが…!」
月見「ちょっと待って………私たちも聞き覚えがある!……思い出した!!図書館の本に載ってたわ!!確か………『闇の帝王』とか言われていたはずよ!」
カイン「そういえば…入れたかも………」
かずき「おい、有名な奴じゃないか」
ステラ「そしてその『アルディ』が……アカシック様の核に融合して精神を支配して………操っているとの事です。そしてこの世界に所々影響していると私は思います………この世界が闇の世界になってしまうのは近いでしょう……」
全員が衝撃を受けた顔をした
月見「そんな………夏樹くん!!」
真凛「アルディなんかに負けちゃダメ!!がんばって………!!」
リリック「お兄ちゃん…!!負けないで…!!あのゲス野郎(ビリーヴァ)の言うことなんて聞いちゃダメ!!アイツの手に堕ちちゃやだああああ!!!」
かずき「負けるな、夏樹…!がんばれ!」
ステラ「アカシック様……絶対に戻ってきてくださいよ………」
カイン「……………………」
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