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御本人様には関係ありません
でてくる方に偏りがあるかもしれません
不思議系の話です
人外?パロ 軍パロ注意
この噺はフィクションです
朝、また散歩をする
これが日課になっている気がする
元々は一週間に一度位だったのだが
二度も行くと、もう一度行けると思ってしまう
そして、また路地に入る
足取りは軽やかに
今日は誰の噂だろうか
路地で、振り返る
これで彼処へ行ける筈だ
少し心配になるが、今考えても仕方ない
扉が現れる
俺は扉を開け、その中に一歩踏み入れる
「今日も来れたんですか」
「ああ、またお前の話が聞けるな」
「私の話じゃありませんよ」
「どちらでもいい」
「今日は誰の話だ?」
「…では、中距離部隊隊長の彼と、近距離部隊隊長の彼の噂を」
その幹部は功利主義で、仲間思いだった
その幹部は色んな事が出来ると言われていた
___その幹部は時々違和感があった
ある日、自分は
中庭で寝転びながら本を読んでいた
天気も良く、折角だし中庭にいこうと思ったのだ
__ワンッ!
少し遠くでいぬの鳴き声がする
はて、この基地に犬なんていたか?
そう思い、鳴き声の主を探す
するとこちらに走ってくるチワワとポメラニアンが
「あれ?」
ポメラニアンが赤いニット帽を被っている
まるで近距離最強と言われている彼みたいです
_ワンッ!
何かを訴えるようにポメラニアンが鳴く
どうしたんでしょう
チワワは基地の中に入りたそうにしている
立ち上がり、チワワに近づく
_ワンワンッ!!
大きな声で鳴きながら、私室の方へいく
「どうしたんやろ…」
やがて、ひとつのドアの前で止まる
それは、近距離部隊隊長の部屋だ
ドアの前で二匹が少し小さめの声で鳴く
「入りたいんか?」
そう呟き、俺はドアを開ける
二匹は走って入り、ワンッと一声鳴く
まるでお礼を言われたようだ
「どういたしまして」
ドアは少し開け、中庭に戻る
また暫く中庭で本を読んでいると、次は書記長の彼が来た
「なあ、狂犬二人知らんか?」
「いえ、知りませんよ?」
「こっちの方に逃げてったんやけど…」
そこでふと思い出す
「そういやお二人に良く似た犬が居ましたよ」
「ほんまか!?何処行った?」
「し、私室にいると思いますが…」
勢いに圧されながら答える
どういうことでしょうか
「ありがとうな」
凄い速さで私室の方へ書記長さんが走っていく
書記長さんの言動からして、あの二匹が二人ということでしょう
ですが、そんなことがあって良いのでしょうか
その場合、彼らが__
近距離部隊隊長と中距離部隊隊長の噂
時々、彼等に良く似た犬が現れる
その時、決まって二人は見つからない
彼等は一体何者なのだろうか
男の話が終わる
「狂犬の名に相応しい噂だな」
「ええ、もしかしたらその渾名があるからこその噂かもしれませんね」
「ま、今日はここまでですね」
「さようなら」
男を背に、何時ものように扉を出る
「あの男…何処かで見たような」
どうでしたか?
ゆっくり頑張ります
特に話すこともないのでそれでは