出てくる人に偏りがあるかもしれません
軍パロ、人外パロ?です
この噺はフィクションです
いつもの路地に行く
本当に日課になってしまった
少し小走りになりながら、路地の奥に行く
路地の奥で振り向く
見慣れたドアが現れる
どうやらまだ俺は行けるようだ
「昨日ぶりだな」
「ええ、まだ来れるんですね」
何か鼻につく言い方で男が驚く
「さあ、今日の噂は?」
「今日は物資調達担当の彼の噂を」
「二人じゃないのか?」 不思議に思い、つい聞く
「ええ、二人の噂はあまりないので」
その幹部はあまり基地にいなかった
他の幹部に訳を聞くと、決まって犬神のせいだといった
その幹部は…
大体、年に一度彼は帰ってくる
短い間だと五ヶ月に一度ぐらい
長いと二年
これはそんな彼の噂
彼が帰ってきた日、暖かく迎える幹部を見てふと二人で喫煙所にいるときに聞く
「もっと短い間で帰ってこないんですか?」
「ん?その方がええか?」
呆気なくそう言われ、拍子抜けする
「じゃあどうして…?」
「あー…」 「駄目だわ、こいつがおるからな」
そういって煙草を消し、マフラーを少し緩める
「わっ」
その中にはたくさんの光る目が覗いていた
「これは秘密な」
彼はマフラーを巻き直し、新しい煙草に火をつける
「それで良く煙草を吸っているんですか」
彼はマフラーの中に犬神を飼っている
彼があまり帰ってこないのは『それ』が害をなさないようにするためらしい
彼は…
「どうでした?」
夢から覚めたような感覚の中、答える
「面白かったぞ」
「また、来れたら良いですね」
「力ずくでも来てやるさ」
何故かそう答えてしまった
操られたわけではなく、自分の意思で
どうやら本当にこいつを気に入ってしまったみたいだ
「じゃあ、明日」
「待ってます」
「必ず来てやるよ」
最後にみた男の顔が少し寂しそうだった
終わり
噂が思い付かん
次…ハート100で
みんな頑張れ
じゃあ、
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