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その日の放課後――
下校する生徒たちが、校門前の一点に注目している。
凛に手を引かれて歩いているうちに皆が何を見ているのかわかり、俺は目を疑った。
マスクにサングラスに帽子という怪しい変装をしたスタイル抜群の女の子が立っている。
「総司」
そう呼び掛けられた瞬間に凛がピタッと足を止めて、手を繋いだままゆっくりこちらを向いた。めちゃくちゃ怖い。
「……知り合い?」
「そうだけど……」
「ねえ総司、今から遊びに行きましょう?」
変装した彼女は、俺に駆け寄るなり制服の袖をクイクイ引っ張った。
「総司君……昼休みに言ったよね? 次はないからって」
「ち、違う誤解だ!」
血走った目の凛をなだめて、誤解を解くためにも俺は校門の陰に凛と変装した彼女をまとめて引き込んだ。
「いいか、凛。この子***************
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