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「ダメだ……。君が……あまりにも美しくて……もっと啼かせたくなる」
廉は彼女の両脚を大きく開いた後、括れを掴み、激しく肉塊を突き上げた。
「んあぁっ…………っ……いっ…………やぁっ……あっあっ……」
「嫌……なのか……? こんなに…………っ……いやらしく……喘いで……いるのに……っ……」
瞳を潤ませている優子に覆い被さり、律動を刻み込む廉は、吐息混じりに声を掠れさせた。
身体同士が結ばれた場所から電流が迸り、彼女の最深部には甘美な疼きが膨らんでいく。
「はあぁっ……もう…………無理……ああぁっ………イッ……イく…………イくイく……イッ──」
優子の蠱惑的な表情と嬌声に煽られ、廉の腰の揺らぎが一層激しさを増していった。
「ぐっ……っ…………うっ……イッ……イッ…………んぐっ──」
とどめの強烈なひと突きで、廉の肉杭が震え、皮膜越しに精を放つ。
優子の腰を引き寄せ、子宮に剛直を貫いた。
「れ……廉さ……」
「ヤバい。君の身体が……気持ちいいから…………まだ出てる……」
彼女の中に埋め込まれた屹立が、時折、ビクッと跳ねている。
全てを吐精した廉が、ゆっくりと自身を引き抜き、避妊具の処理を済ませると、ベッドに滑り込み、惚けた表情で身を投げ出している優子の身体を抱き寄せた。
「…………君を売った男、中崎拓人は、俺の大学時代の友人なんだ」
「って事は…………あの男も、慶城大学出身って事ですか?」
「ああ」
行為後のピロートークで、不意に廉が優子に腕枕をしながら、口を開いた。
慶城大学。
裕福な家庭の学生が多く、大学の偏差値も高い私学校だ。
付属の小学校から大学まで、慶城で過ごしてきた学生も多いと聞く。
「俺は大学だけ慶城。拓人は、中学校からそのまま上がってきた内部進学組だったけど、学部が一緒で、ゼミも同じだった事もあり、仲良くなったんだ」
「そう……なんですね」
男の意外な経歴に、優子は、廉の腕の中で『人は見かけによらないな』と、ぼんやり思っていた。