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日頼「何もなかったし 行こう」
師穏「う、うん」
麗子「ここです。皆怪我してるの」
そこは、本当に地獄のような場所だった。血だらけの兵隊さん、右手がちぎれたような感じの、苦しんでる子供。頭がない この後処分される寸前の男の人。怪我してない人なんて居なかった。
師穏「こ、これ……。」
日頼「……匂いやばくない?」
師穏「う、うん……。服、布薄いし 匂いも濃いし……」
師穏「と、とりあえず お手伝い相談してみよう?」
日頼「そうだね───」
麗子「あぁ、それなら大丈夫ですよ。私が事前に話しておきました。」
師穏「な、なんで知ってるんですか?」
麗子「近いからすごい話聞こえますよ。」
師穏「ひ、日頼ちゃーん?」
日頼「あ、あはは…クソデカボイスでごめんねぇ。」
麗子「ほんとですよ…。敵にもバレやすいからあまり音とかはたてないように。」
日頼「はーい!分かりまんもーす」
麗子「まずは… あの人にご飯を食べさせてあげてください。両腕負傷で切断させて頂きました。包帯はまだです。」
師穏「な、なんで包帯してあげないの!?虫も湧いてるし…。腐ったり…は平気かもしれないけど、
いつか血がでて 死んじゃうよ」
麗子「そうですね…。包帯は今はありません。少しでも包帯に火がついたりなんかしたら 焼けてその人事死んでしまいます。それが今まで計3人いました。これでも少ない方なんです。」
日頼「うぇ……?」
麗子「まぁ とにかく、このご飯あげてください」