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ー私 は…僕は人が嫌いだ…

だって皆…自分のことしか考えない。

昔からそうだった。皆んな僕のことを嫌いになる。

勝手に信用させて、勝手に傷つけて、勝手に離れていく…

だったらいっそのことー…


ー数十年前ー


幼少期 (はぁ…また学校…嫌だな…どうせまた…)


担任 「はーい。皆さん〜授業を始めますよ〜」


私(う…どうしよう…さっきトイレに行ったのにまた行きたく…)


担任「ここがこうなって〜…」


私「あの、先生…トイレに行ってもいいですか…?」


担任「は??何言ってるの?駄目に決まってるじゃない。席に戻りなさい!」


私「…っ…!…ごめんなさい…。」


別の生徒「せんせ〜…トイレに行ってもいいですか?」


私(私も行きたい…そろそろ限界が…)


担任「いいですよ〜(ニコッ)」


私(え…?!私の時は駄目だって…)


別の生徒「行ってきまーす」


担任「はーい。直ぐに戻ってきてね」


私「あ、の…先…生私…もっ。」


担任「…(無視」


私「あ…あ…。」

私(もう限界…っ…)


ガラガラガラ…ピシャ…


私(ふぅ…なんとか間に合った…。にしても…最後の先生の顔…怖かったな…何もないといいけど…それに無断で出てきちゃったから…あとで謝らなきゃ…)


ガラガラガラ…

私「あの…今戻りました…。ごめんなさい…」


先生「…もういいから早く座って。」


私「…あ…はい…。」


先生「今日は母の日ですので皆さんでお母さんに向けてイラストを描きましょう〜」


私(どんな絵にしようかなぁ…あ、肌色ないや…じゃあこの色で〜…)

カキカキカキカキ…。

〜先生見回り中〜


生徒A 「せんせー!描けたー!」


先生 「まあ!すごくいいイラストですね!Aさんらしくていいと思います。」


生徒A 「えへへ〜」


私 「先生!私も描けました!」


先生 「…。」


ビリビリビリビリ…

私「…!…え…?どうして…。」


先生 「こんな顔の人間なんかいません!色も違う!!ふざけて描いてるのならやり直しなさい!」


私「…っ…酷い…。」



先生「さあ!皆さん〜今日は待ちに待った運動会ですよ〜良いところをお母さんやお父さん、皆に見せましょうね〜」


皆 「はーーい」


私(やばい…鼻がムズムズして…っ)


ゴシゴシ…。

私(ふぅ…すっきりした…鼻を拭いたら落ち着いた…)


グイッ!!

私 「きゃあ?!?!?!痛…!」


先生「何を考えてるの?!?!鼻なんか拭いたりして!!!みんな頑張って応援してるし、頑張って競技してるの!!ふざけてるの?!こっちにきなさい!!」


kana「痛…!せんせ…離して…!」


その後のことは正直覚えていない。

ただ、ひたすら痛くて怖かったっていうだけ。

次の日にお父さんとお母さんが、学校に乗り込み、暫くしたらその先生はいなくなってた。

そこから少しずつ、他人《ヒト》を信じたくなくなっていた。


時は進み、小学校3年生の時、また事件は起きた。僕にとってはこれが 「キッカケ」で完全に心を閉ざしたと言っても、 「乖離」が悪化したと言っても過言ではない。「人嫌い」も悪化した。


小3の私(今日は私の好きな図工だ…やった。うまく作るんだ…)


ガラガラガラ…

先生(男) 「(私の名前)〜居るか??」


私 「は、はい!」


先生「少し来なさい。」


私「は、はい…(何だろう…折角上手く作れてたのに…)」


先生「入りなさい。」


私 「は、はい…」


先生「昨日お前、何してた??」


私「え…昨日…ですか?昨日は母と一緒に家の近所のスーパーに買い物にいきましたけど…。」


開口一番に先生から昨日何してたか聞かれて私は少し動揺した。驚いた。と言った方が伝わりやすいか。

だってまさか…この話の後にあんなことを言われるとは思ってもいなかったんだからー



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