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高校に入学し、今日は入学式だったこともあって早々に下校時間になった。
「俺は、こ、こっちの道から帰るから」
「え?俺らこっちだしお前もこっち来いよ?」
「いやーでもこっちのほうが近い、し?」
「何お前?俺らと帰るの嫌なの?」
「いやいやいや!!そういうわけじゃな」
「あーーもういいわ、はいはい分かりましたよー」
その日は早足で下校したが、後ろからいつまでも冷たい視線を感じた。
(こんなはずじゃ……)
今の僕には後悔先に立たずという言葉がぴったりなのかもしれない。それともやはり俺の「路」は人が創っていくものだと、そう思わなくてはいけないのだろうか。