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高校一年生・仮名:Mさん
がんばったら報われるって、よく大人は言うけど、ほんとにそうなのかな。
必死に部活や勉強をしても、うまくいかないことばかりだし、努力しても認めてもらえないことの方が多い。
「がんばりが足りない」って言われるのも、正直つらい。
それでも、がんばる意味ってあるの?
💬 遥の返事
報われるかどうかは、たぶん「誰が見てるか」によって変わる。
世の中って、残酷なくらい理不尽で、がんばりを踏みにじられることだってある。
俺だって、がんばった結果が笑われたり、否定されることばかりで、救われることの方が少なかった。
でもな。
「がんばること」そのものは、結果とは別のところで残るんだ。
体にしみついた力とか、そこで出会った人とか、自分の中に芽生えた気持ちとか。
結果が報われなくても、それまでの積み重ねは確かに自分を形づくってる。
報われる保証なんて、どこにもない。
だけど、報われなかった努力は「無駄」にはならない。
むしろ、報われなかった経験の方が、人を強くする。
だから、がんばりは「誰かに評価されるため」じゃなくて、「自分の中に残すため」にしてみたらどうだ。
そうすれば、外から踏みにじられても、自分の中でだけは失わずにすむ。
俺は――がんばっても報われなかった。けど、その積み重ねは、まだ俺を生かしてる。