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セバスは自室で、湯気の立つコーヒーを片手にのんびりとテレビの音に耳を傾けていた。
スマホがピロンと軽やかな音を立て、StarLiveアプリからのDM通知が届く。
送り主はミィコ。
「ミィコから返信が来たか」と小さく呟き、期待を込めて画面をタップしたセバス。
だが次の瞬間、手が凍りついた。
《セバスさん、素敵なイラストありがとう!…ねえ、この絵、知ってる?》
「……あっ!?」
動揺が一気に押し寄せる。
「え、バレた!? いや、待て…まさか…!」
ソファのクッションをぎゅっと抱きしめながら、セバスは震える指で返信を打ち込む。
《いや、俺、佐藤悠真なんて知らないよ!ひまわりは偶然だよ!》
一方のミィコは、喫茶店の午後の光の中、吹き出しそうになっていた。
「セバスさん、めっちゃ慌ててる…!ふふっ、可愛いなぁ。」
クスクスと笑いながら、ミィコはコースターのひまわりを見つめて再びメッセージを打ち始める。
《実はね…今日、昔のことを思い出して辛かったの。
でもね、この喫茶店で悠真さんの絵を見た時、心の中で何かがふっと溶けたみたいで…。
そのタイミングでセバスさんがw
だから知ってる人なのかなって…慌てさせちゃってごめんね!》
スマホを見つめるセバスの頬が、ほんのり緩む。
ミィコの心が癒されたことに、安堵と小さな誇らしさが胸に広がっていく。
「でも…やっぱり気づいてんじゃん!」
そうつぶやいて、セバスは苦笑しながらソファにもたれかかった。
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