ut「…あー、もうほらびちゃびちゃやん」
sh「うつが夢中になってセックスするのが悪いんやでほんまぁ」
洗濯物は水が滴るくらいに濡れていた
一つ一つ絞りながら洗濯カゴに入れる俺を横目に、ひとりキャンディを舐めるしゃおろんは完全に俺を見下している目だった
ut「おまえ一応居候なんやから手伝いのひとつくらいせんとなぁ」
sh「えぇ、してるやん」
ut「なにをしてるん」
sh「うつクンの性処理♡」
ut「ほんっま腹立たしいわお前ぇ…」
ニシシと笑いながら俺のことを見てくるしゃおろんには少しイラッとしたがでも幸せな気分もした
ut「コインランドリーと晩飯の材料買いに行くからついてきてや」
sh「ん!」
口に含んでいたキャンディをガリッと噛み砕くと、犬のように俺の後ろをついてまわった
玄関を出ると、自然と手を繋いで肩をくっつけて歩いた
sh「今日のご飯なに」
ut「何食いたい?」
sh「んー、ハンバーグとか」
家族のような恋人のような曖昧な線上に居たおれたちの関係は互いの想いを伝えあってもなお変わっていない
ut「コインランドリー行ってあそこのスーパーでアイスと晩飯の材料買って帰ろか」
sh「うん!」
…
洗濯機のゴゴゴと揺れる音が好きだ
くるくる回転してどこまでも滑る椅子も大好きだ
どこまでも不思議空間なのに殺伐としてもぬけの殻のような雰囲気は消えてなかった
うつは相変わらず分厚い漫画から目を離さないし楽しいのにつまらない
sh「あと何分待たなあかんの」
ut「あと15分やな」
sh「んー…」
小さな白い本棚と色褪せた赤色の小さなベンチそこに座るうつの隣にくっついて座った
sh「それ何読んでるん」
ut「転送マンっていうの」
sh「…ふーん」
喋ってほしいから必死に目線を送るのにこっちに目もくれない
sh「何読んでるの」
ut「転送マンやって」
sh「……へぇ」
ut「なに、構って欲しいん」
sh「…うん」
やっと目を合わせてくれたうつが待ちに待っていた言葉を言ってくれた
ut「……あとでな。」
sh「はぁ?」
あと5分、まだ5分。異様に長い5分は体感1時間で過ぎ去った
ゴゴという音が聞こえなくなるとやっと腰をあげたうつが洗濯機の中から洗濯を取りだした
sh「…もうおわり?」
ut「うん、もう行こか」
そう言って手を差し伸ばしてくれるとおれもなんだか気分が上がって喜んで指を絡めた
sh「お腹すいた!」
ut「あそこのたい焼き屋さんでおやつ買ってこか」
sh「おれチョコがいい」
ut「俺カスタード」
何気ない会話が好きだった
曇った空はコインランドリーを出るころにはオレンジに染っていた
お目当てのたい焼きを買って、夕飯の材料も買って帰路につくと日が沈みかけていた
sh「今日なんかたのしかった」
ut「そ」
sh「…おれがここに来た理由ってなんだと思う?」
そういえばここに来た理由話したっけ、何となく始めた会話だった
ut「魔界から足滑らせて落っこちて来たんちゃうの」
sh「あのね、あっちの世界の人と喧嘩して魔界出てきた」
ut「……はあ?」
呆れたような声もなんだかもう聞きなれた気がした
sh「それでねもうすぐそいつが連れ戻しに来るかもしれなくてさあ、おれうつとまだ一緒に居りたいから匿って」
俺の上司みたいなチビがうるさくて嫌になって逃げてきたのだ
ut「ええんやけどさばれたらどーすんの」
sh「…わかんない」
実際つかまったらどうなるか、とかよく分からなかったでも人間界の楽しさを知ってしまった俺には魔界に戻ることなんて到底無理だった
ぎゅっと手を繋いでいるのに、またどこかに消えてしまいそうで怖かった
「…ぁ、やっと見つけた」
今まで考えていた事、話していたことが全て死亡フラグだったとでも言うのだろうか
「しゃおろんお前ほんとに探したんやぞ、まだ人間界になんて行ったらあかんよ」
sh「なんでここまで来たん、もういいから帰って…」
うつの身体にしがみつくようにすると、あいつもひとつため息をついた
ut「どちら様ですか…?」
「…ロボロ言います、こいつの躾係です」
一丁前に人間らしい服装をしたろぼろが頭をかいてそう言った
sh「しつけってなんやねん!あんなんただのレイプやわ!」
躾と言い聞かせられて何回犯されたことか、人間の精液を搾取する為とは言え昼間から朝までやらされるなんて鬼畜極まりない
rb「何がレイプや!ほんでお前気持ちよさそーにしてたやろが」
sh「チビのくせに声でかいわぁ…もう、いいから俺帰らへんもん。うつはよ行こ」
うつの手を引っ張るけど、うつはぽかんとしながらゆっくり足を動かした
rb「お兄さんそいつの手離して貰えませんかそいつも魔界行ってやらなあかん事があるんです」
ut「…しゃおろんほんまに?」
sh「ないしそんなもん!こいつが勝手に言っとるだけやわ」
rb「お兄さんもどうせしゃおろんと毎晩盛ってるんでしょ、しゃおろんこういう男タイプやもんなぁ」
sh「……は、うるさいし」
ut「それは、そうやけど…それがどうしたん」
rb「…お兄さんしゃおろんに情が移ったんやろ」
ut「…まあ、せやな」
sh「絶対帰らんからな」
rb「じゃあ、今日どっちがしゃおろんを気持ちよく出来るかで勝負しましょう、貴方が勝ったらしゃおろんはそこに居ていい。でも負けたら分かりますよね」
ut「言っとるけどしゃおろん」
sh「どうせその勝負受けんかったら無理やりにでも連れてくんやろ」
rb「そうや?やっぱ俺のことよく知ってんなぁ、しゃおろんかわいいなぁ」
気持ち悪、そう言いたい思いをぐっと抑えた
sh「…で、うつどうすんの」
ut「こんなチビのちんぽに負けるわけないやろ」
sh「せやせやこんな雑魚ちんぽにうつが負けるわけないやん」
コソコソ話をすると、ろぼろはニタニタした気味悪い顔でこちらを見ていた
rb「…しゃおろんおまえ絶対取り戻すからな」
…
ベッドの上に3人、裸のおれを2人にじぃっと見られるのは異様な光景だった
sh「じっと見られんの、恥ずかしいんやけど…」
rb「恥ずかしがってんの?可愛いなぁ」
ut「溺愛してんな…」
いつも俺にデレデレのロボロを見たうつは少し引いたような顔をした
sh「ん”ぶっ…♡♡ぁ、んっ…♡♡ぁ…んんっ♡♡♡ひぁ…っ♡♡♡」
最初から俺にがっつくろぼろは獣そのものだった
rb「しゃおろんいなくて寂しかったのにお前は一丁前に他の男とヤってたんやな」
sh「淫魔やねんから仕方ないやろ」
息を整えてろぼろの顔色を伺いながらそう言う
rb「でもやっぱ俺以外として欲しくなかった」
sh「ぁ”あっ…!?♡♡ゃ”っ♡そんなとこ咥えんなぁっ♡♡」
いつもそんなことしてくれなかったくせに今日はやけに積極的だった
rb「…でも好きやん、ここ♡♡」
sh「くっ……♡♡ぁ”、はぁっ…♡♡ん”っんぁっ♡♡やだぁっ♡♡♡離してっ♡♡♡ 」
ろぼろも大概鬼畜だったがどこか優しさがあって暖かかった
sh「ん”あぁっ…♡♡♡は、やだぁっ♡♡♡いくっいくっ…♡♡♡いっちゃうぅ”っ♡♡」
呆気なく精液をろぼろの口の中に吐き出すとろぼろはごくんと飲んだ
rb「俺とのセックス大好きやったの思い出した?」
sh「……好きじゃないもん」
rb「しゃおろん俺の膝の上来て」
引き寄せられるようにろぼろの膝に乗るとろぼろの手が後ろから俺の穴に這い寄ってきた
sh「…んっ……♡♡♡」
そのままぐちゅぐちゅ♡といやらしい音を立てながら穴をいじられる
rb「前立腺気持ちいぃなあ?」
耳元でそう言われるともっと変な気分になった
sh「ふ、ぁ”っ♡♡あ”ぁっ♡♡♡」
ut「…タバコ買ってくる。後で俺の番だからな」
ベランダでタバコを吸っていたうつがさも平然な顔をしてそうひと言残すとすぐ玄関の扉が閉まった
sh「あ”ぁっ…?♡♡ゃ、あはぁっ…♡♡♡」
rb「うつに構わんとって俺だけやん今は」
sh「あ”がぁっ…♡♡♡♡ぅ”っ…んっ♡♡♡♡わかったぁっ♡♡わかったぁ……っ♡♡♡♡」
rb「んふ、いい子♡♡」
sh「んぁ”っ♡♡は、あ”っ♡♡♡」
ずぶずぶ中にロボロのものがはいっていくのを感じる
sh「お”ぉっ♡♡♡だめぇっ♡♡ゃ、あ”っ♡♡♡ぉ”っ♡ろぼ、ろぉっ♡♡♡」
rb「ん〜?」
sh「はやくいれてっ♡♡」
rb「そんな急かさんでももう挿れるよ♡」
sh「ん”ん、あ”あぁっ♡♡♡」
rb「いやいや言うくせにめっちゃ感じるよな」
ロボロのでかいそれが一気におれの中にはいってくる
sh「あ”っ、♡♡お”おぉっ、♡♡♡」
rb「きもちいい?」
sh「ん”っ…♡♡ぅんっ♡♡ぉ”、♡あ”あぁっ♡♡♡」
一定のリズムで気持ちいとこを突いてくれる
sh「く、あ”ぁ、♡♡お”おぉっ♡♡ゃ、あ”っ…♡♡気持ち、ぃっ♡♡♡」
rb「激しいのも好きやもんね」
sh「ぇ”あっ♡♡♡ぉ”おおぉっ♡♡やばぁっ♡♡これ、すぐイっちゃうかもっ…♡♡♡」
sh「に”ゃっ♡♡あ”あぁっ♡♡♡すきっ…♡♡これすきっ♡♡♡」
rb「そぉかぁ…♡俺のこと大好きやもんなぁ♡」
sh「ん、ぁ”っ♡♡しゅき、ぃ”っ♡♡ぉ”っおぉっ♡♡♡」
rb「…ふふ」
sh「ひ、あ”あぁっ♡♡♡まってっ♡♡ゃんっ♡♡♡ろぼ、ろぉっ♡♡♡♡」
rb「もうイく?♡」
sh「ん”っ、♡♡あ”あぁっ♡♡イ、ぁっ♡♡イ”くっ…♡♡♡いくいくっ……♡♡♡♡ぉ”、おおぉ…っ♡♡♡♡」
呆気なくイってしまった
こんなはずじゃなかったのに、だけど気持ちくてなにも考えられなかった
sh「ぉ”ぉ…♡ぁへっ…♡♡♡」
rb「……シャオロン?俺のこと好き?」
sh「すきぃ♡♡♡」
rb「よかった〜♡」
sh「ん”、んんっ♡♡♡ぁんっ…♡♡ん”っ♡♡」
仕上げにディープキスをされるとおれはもう前の感覚を取り戻してしまっていた
rb「…あいつのとこなんてもう行かんといてや……」
sh「ろぼろ?なんか言った?」
ウトウトしていたおれはろぼろの一言も聞き取れなかった
rb「うんん、なんでもない」
sh「…そ。」
すごく長くなりました😢
の割にRシーン少なくてごめんね〜
ストーリーも急展開でこれからどうしようか迷ってるよ
サブ垢でも短編集でも🔞書いてるとこなので期待しててください✋
コメント
1件
展開が最高すぎます…🥲💕