rd「…ぺいんと…俺、そろそろ無理だわ。ごめん。」
星の綺麗な日の夜のこと。
静かな部屋に、着信音が鳴り響いた。
その着信はらっだぁからで、
電話に出ると開口一番、
彼は 呟くようにそう言った。
pe「…は?え?どゆこと?何?無理って何が?」
俺は困惑と質問で返す。
しかし、らっだぁは声を止めない。
rd「俺、そろそろ耐えられないから…みんなにありがとうって、伝えといて。」
pe「え?いやだから何の話?間違い電話じゃないよね?」
俺が焦っていると、
らっだぁは少し咳き込んでから、
俺の声を無視してまた、話し出す。
rd「”前約束した場所”、集合な?…しっかり、俺んとこ来てくれよな?」
電話越しのらっだぁは、ははっ、と笑う。
それはどこか自傷気味で、
らっだぁなのに、らっだぁじゃない、
別の何かな気がして。
pe「ら、らっ、だぁ……?」
俺は怖くなってきて、
震える手と声を抑えながら名前を呼ぶ。
電話越しのらっだぁは、
はぁ、はぁ、と息が切れていた。
苦しそうで、辛そうな呼吸音を聞いて、
俺はまた不安になる。
そんな中、あいつは一言、
rd「…大好きだったよ、ぺんちゃん。」
そう言って、電話は切れてしまった。
コメント
7件
神の余興すぎますよ… 既に泣きそうなのは気のせいですか()
やっぱ無夜姉の物語はいい。神