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「志乃さん、今日も蓮さんのお店でいいですよね」
お昼休みに入ったと思うと、待ってましたとばかり嬉々とした顔の理恵子ちゃんが私の席にやってくる。
「う、うん。別にいいけど……」
そんな理恵子ちゃんを前にして別の店にしようとは言いだせず、了承するしかない。
理恵子ちゃんに応援してほしいと言われた日から、さすがに毎日とまではいかないが結構な割合で蓮くんの店へと通っている。
理恵子ちゃんの付き合いで蓮くんのお店に通いながら、これが付き合っている頃なら良かったのにと思わずにはいられなかった。
本当にすごく複雑だった。
蓮くんに会う口実ができたことは嬉しい気はするが、目的が目的だけに手放しで喜ぶことはできない。
前からみたら少しは会話を交わしてくれるようにはなったけど、それは営業トークにすぎない。
仕方ない事だと分かっているけど、私と蓮くんの間には見えない壁があって、ある一定の距離を***************
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