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おりひめばるつ!
スタート!
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フミ視点
星川「病室どっち〜…?」
フミ「ほらこっちだよ、ここで迷ったらどうすんの…」
山神「なんだ迷ったらやまに対しての煽りか〜?」
フミ「迷ったやまが悪いだろ」
さっきまでと真逆の雰囲気で談笑をする
星川の目はまだ腫れているが大丈夫そうで安心した
フミ「……ふふ、笑」
星川「……何笑ってんの?」
フミ「うぇ……」
星川が変な目でこっちを見てくる
別にそんな意味ではないが自然と目で追っていっててしまったか…
フミ「いやごめん…笑えてよかったなって……」
星川「親かよ」
山神「親だよ」
フミ「ちげぇよ」
なんてまたくだらない話をしながら廊下を歩く
病室に一歩
また一歩
近づくたびに2人の口数が減っていく
それは自分自身も例外ではなかった
フミ「……」
長尾さん…
大丈夫かな……
大丈夫なのはわかってる、聞いてるから、見てたから…
喧嘩はしちゃったけど…仲良いいから……
フミ「……」
仲がいい、か…
我は長尾さんのなんなのだろう…
我は、長尾さんのことをどう思っているのだろうか
山神「っあ”ー…なんか緊張してきた…!」
星川「ぅえ…なんでよ笑笑」
山神「やまさぁ……多分さぁ…………!!」
山神「お弦の事好きかもしれないっ……!」
フミ「ぇ、」
その言葉に世界が一時停止を試みる
息を飲み込み、体の動きが止まり、目の前の少し下の方に目線を送る
山神「え、フミ?」
星川「え、なになに?フミも弦月の事好きなの……?修羅場……?」
なんて馬鹿らしい事を真剣に話し出す
違うが…違わない。
好きだけど、好きじゃない
フミ「ちげぇよ…ただ、その…ライバー同士ってか…恋していいのかなって……」
山神「っ”…あー………」
フミ「ぁ…やまの恋を否定してるわけじゃないぞ…?」
やまの表情が恋する乙女から一変して
すごく苦しそうな、そんな表情に
山神「いやわかってるよ…」
星川「………そういうフミはさぁ…」
星川「長尾の事好きじゃないの?」
フミ「はっ、?!」
急に確信をつかれた
そんな感覚に陥る
我は長尾さんの事が好き……?
いやいや…んな訳ない…だって長尾さんだぞ…長尾さんは……
長尾さんは…
カッコよくて、笑顔が素敵で、料理は出来ないけど
全部の食べ物美味しそうに食べて…
喧嘩しても…
絶対謝ってくれる
反省してくれる
また遊んでくれる
もしかしたら我が悪いかもしれないのに
フミ「……」
星川「なーんてね、まぁフ景罪は永久不滅ですから!」
星川「やまも!月語ルの恋応援してるよ!」
山神「う、うん!…頑張ろ……!」
フミ「………待って」
フミ「我……長尾さんの事好き」