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おりひめばるつ!
ご本人とはなんの関係もなし!
スタート!
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フミ「っあ、…」
つい口走ってしまった
まだそう決まったわけじゃ無い…
ないけど…
この熱いみたいに苦しい胸はなんだろう……
星川「ふーん……?」
その声の方を見ると
笑顔を堪えている様な、そんな顔をしていた
全然堪えれてないが
山神「よかった仲間いたっ…!」
フミ「いやあの…そうと決まったわけじゃ……?!」
星川「でも顔真っ赤だよ?」
フミ「うぇっ、?!」
そう言われ自分の額に手を当てる
言われてみればいつもより熱いかもしれない…
だけど熱くないような…?
なんて考えている自分の顔は真っ赤なんだろうな
フミ「そ、そーいう星川は!ないんですかそう言うの!」
星川「いーや無いね」
そこまでキッパリ言われると本人でも無い自分が傷つくな…
せめてあれば心軽いんだが…
フミ「はぁ……」
そんな話をしているといつの間にか長尾さんの病室の前だった
聞いた話によると、
それぞれ部屋が違うみたいだった
フミ「………」
星川「ほら、行って来なよ…!」
星川にポンっと背中を軽く押される
それに続きか、やまもグイグイと背中を押してくる
山神「頑張って……!」
フミ「んもぉ…!」
何に対しての頑張って、かは分からないが
今だけなんとなく察してやろう
フミ「そういうやまこそ…頑張ってよね」
やま「うん…!」
星川「それじゃ、また後でね〜…!」
フミ「うん」
2人に軽く手を振りかえして病室の扉をジッと眺める
扉に手を伸ばそうとしても出来ない
これが「恋」と言うものか
神様でさえこんなに手こずるとは……
フミ「全部長尾さんのせいですからね………」
そう全部アイツが悪いんだ
我を恋に堕とさせたアイツがね
そう心の中で呟き扉を開けた
フミ「っ、…!」
長尾「あ、」
病室に入った瞬間彼と目が合う
今まではこんな事で緊張しなかったのに…
なんでこんなにも…
フミ「っ………〜…!」
胸の鼓動が早いんだろうか
長尾「うっす…」
フミ「なんですかその挨拶……」
でも、いつも通りの雰囲気に安心しながら
病室の扉を閉める
ベットの隣にある椅子に座り彼の目を見つめる
フミ「体調どうですか?」
長尾「まぁ動いたら痛むっすけど…」
長尾「大丈夫です」
そう言い今まで見たことのない様な笑顔を向けてくる
本当にどこまで行っても罪な男だな……
フミ「………あと」
フミ「ごめ、」
フミ「っ、?!」
「ごめんなさい」
と言おうとしたら温かいものが口に触れる
数秒理解出来なかったが、長尾さんの手が我の口を塞いでいる様だった
長尾「いや…俺から言わせてください」
フミ「っ……」
その言葉に精一杯首を振る
元は我々の喧嘩が原因で集まっだんだ
我が…長尾さんのネックレス壊しちゃったから始まったんだ…!
長尾さんは何も悪くないんだつ…!
長尾「っだけど…!」
フミ「んもぉ〜!」
我が突然声を上げたからか長尾さんは目を丸くして黙り込む
我も今がチャンスだと思い言葉を続ける
フミ「ゲームとか配信では忖度してくるくせに!なんでここで引かないんですか?!」
フミ「大体!こんなはっきり善悪ついてる喧嘩に気遣いなんていりません!」
フミ「これは我が謝りたいんです!」
口に出してスッキリした所で
もう一度問いかける
フミ「神様のワガママ、聞いてくれますか?」
長尾「………」
長尾「全く………笑」
長尾「何時間でも付き合ったげますよ」
そう言った彼の瞳は
今まで見た中で1番
罪を犯しているほど綺麗だった
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