注意⚠️
自虐的表現(リ◯カなど)を含みます。
『はぁ…』
何してんだろ、
目の前にあるのは血に塗れたカッター。
いわゆるリスカだ。
最近、自分が何で生きてるかもわからない。
『もういいや…寝よ』
_________
『…ん? 』
どこだろ…ここ。
俺は気付けば花畑にいた。
『……………わ!』
俺はとっっっっても可愛い黄色のドレスを着ていた。
初めて着られた女の子らしい服に興奮を抑えられない。
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい
ただその気持ちでいっぱいになる。
この花畑だってすごく素敵だ。
ずっとこんな花畑の中で、こんなドレスを着てみたかった。
某ネズミーランド見たいなお姫様になりたかった。
今まで生きた中で、一番幸せだ!
ずっっっっっっとここにいたい。
もう…あんな世界にいたくない…、
「…おい」
!?
誰だよ…!?
『だ、誰や!』
「… 」
『何か言えよ…!?』
「いやぁ…あんさんいい服やなぁって」
……あんさん?
何か、この言い方どっかで…
『お前もしかしてろぼr』
___________
『フガッ』
……………。
なんや、夢か…
にしても、あいつ…見覚えがあんな。
……………
タヒにたい。
こっちが現実とか思いたない。
『もう…いややな…。』
時計を見ると、まだ朝の4時だった。
寝たのが2時だから、寝むれたのは2時間だ。
家を出るのは7時。まだ時間は全然あるが、寝たくなかった。
寝たら、学校に行く時間に近づくから。
だが、やっぱり眠い。
眠気覚ましも兼ねて、あれをすることにした。
『いッ…』
今日は深く切ってしまった。
血が流れている。
あぁ、自分は生きてしまっているんだと自覚する。
適当な手当をして、傷を隠す。
まぁ、生憎この傷に気づく友達なんて存在しないが。
それに今は冬だ。
制服の袖で隠せる。
手当が終わったたらスマホを開き、ショート動画の流れるアプリを開く。
検索で「ドレス 可愛い」や「服 可愛い」、「スカート 可愛い」と当てはめる。
どれも来てるのは女の子だ。
嫌になるわ…ほんと
動画を観ていると、いつの間にか6:40だった。
そろそろ準備するか…っと、スマホを閉じた。
________
「ただいま電車が参ります。危ないですので、黄色い線までお下がりください。」
もうすぐ電車が来る。
学校が近づく。
…いきたないなぁ…
そんな事を思いながら黄色線まで下がろうとする。
いやでも待てよ…?
ここで飛び込んだら…もしかして…
そんな事を考えた。
でも…
痛いのは…いややな…。
飛び込もうと進めた足を俺は後ろの方へ引っ込め、黄色線まで下がった。
電車が来て、俺は乗り込んだ。
しばらくすると扉が閉じ、電車が動き出した。
ガタンゴトンと揺れているのが少し心地良い。
俺…もしかしたら、さっき死んでたんや。
そう考えたら、少し…
飛び込んどけば良かったな…と思った。
_____
それから無心で向かったため、何があったかあまり覚えていない。
気付けば門の前だった。
皆が話していて、ざわざわした校庭。俺は一人で下を向いて歩く。
人気者になってみたい。
だが、そんなのは夢のまた夢だ。
叶いっこない。
ねぇロボロくん!!
ちょっとこっち見てよぉ~
今日もかっこいいぃ~ッ!!
チビな所も可愛くてす・て・き~!!
ロボロ!今日遊ぼうぜ!
今日の合コンロボロくん来ないの~?
なぁ!今日サッカーしね~?
……キモいな。あの女子達。
てか、ロボロ?だよな。
あの学校一モテる陽キャの。
友達のいない俺でも知ってるような奴。
俺…あいつ陽キャだから苦手なんよなぁ…
でも…ちょっと、ほんのちょこっとだけ羨ましいかも。
な〜んて。
「おい」
!?
なんかデジャブ!
『あッ…えッえぇっとぉ~?』
しまった完全に引かれた。
てかこのチビ、ロボロやんな!?
何で俺に話しかけてくるん!?
「ええからこっち来い。」
そう言って俺の手を引っ張る。
俺は抵抗するが逃れられない。
このチビのどこからこんな力くるんだよ!?
そうして俺の抵抗は虚しく、ロボロに引っ張られていった。
エピローグ♡160ありがとうございます!!
コメント
2件
続きが気になっちゃう!!!✨️ 続き楽しみに待ってますね!