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――頭が痛い。
こめかみを指で押しながら、ただただスマホに視線を落とす。
そして漏れるのは深いため息だけだった。
「何よ、さっきからずっと。辛気臭いわよ」
バン、と思いっ切り背中を叩かれ、危うく額をデスクにぶつけそうになってしまった。
「ちょっと、危ないじゃない」
不意打ちで背中を叩いた麻美に軽く睨んで抗議する。
「ごめん、ごめん。そんなに強く叩いたつもりはなかったんだけど」
麻美はちっとも謝っているようには見えないような顔で誤りの言葉を口にすると、私の隣の席に腰を下ろした。
「全然、悪いとは思っていないようなんだけど」
やや棒読み状態で不満を口にするが、それも麻美には届いていないようだった。
「で、何さっきからずっとスマホと睨めっこしてんのよ」
「別にそんなつもりはないけど……」
「そんなつもりはないって言いながら見てるし……」
麻美に指摘され、言われても尚、*************
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