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◇◇◇◇◇
本日、異世界12日目!
7日目〜今日12日目まで、効率を上げるために、東の森の手前でスライム討伐を繰り返して、ようやく、なかまのみんながレベル3なった。やっぱり、効率ですよね!
冒険者ランクは、昨日までで、ひとつ上がって17(黒7)になっている。
「それじゃ、今日は終わりにしましょう!」
カグヤ様号で、街に戻り、ギルドで報告も終えて、モニカさんの部屋に向かう。
部屋に入る前にお手伝いさんに、モニカさんが今日の昼から少し様子がおかしいと聞いた。
昨日までは、だいぶ元気になっていたんだけどなぁ。どうしたんやろか?
「モニカさん!入りますよ。
今日は体調良くないんですか?」
「あ、ユメさん!体調は変わってません。
今日はちょっと。
あ、皆さん入ってドアを閉めてください!」
うーん。別に様子は変わらないけど。なんか慌ててるな。
「あのですね、ユメさんにお願いがあります!
もう、私も不思議なんですけど、急に気を失って、気づいたら白い部屋にいたんです。」
え?白い部屋?え?なんか、あれですか?
「そこに、白いおじいちゃんがいらっしゃって、神様でした。夢かと思ったんですけど。」
あーーー!やっちゃったよ。間違いない。
それ知ってるやつやー。
再天啓来たか!?
今更でしょ!どうして今なん!
「あ、僕たちも知ってる神様だと思いますよ。
それは本物です。
優しい人なので、信用してもいいと思いますけど、再天啓ってそんな感じなんですね?
知らなかった。
で、何のジョブを授かったんですか?」
「違います……。
再天啓は、頭の中に突然降りてくると聞いています。
ユメさんたちは知ってたみたいですけど、こんなの今まで聞いたことありません。
それに、まだ、ジョブは授かっていません。」
また、訳分からんことになってるな。
神様は何したんやろ?
僕たちのことかな?
なぜ伝言ゲームするの?
「何があったのか、教えてもらえますか?
たぶん、僕たちが関わってますよね?」
「あの小僧、何しとんねん!」
「あ、小僧って神様のことです。
気にしないでください。
で、何がありました?」
「はい、神様から、今でも冒険者になりたいんだな?って聞かれたので、はいと答えました。
それなら、ユメさんと契約してみなさいとおっしゃってくださいました。
契約できれば、ジョブはユニークになるので、今からでもやっていけるだろうと。
ユメさんならたぶん受け入れてくれるとおっしゃってました。
契約後のことは、契約してから、カグヤ様、ハガネさん、コガネさんの先輩たちに聞きなさいと。
そして、現実の世界に戻りました。」
はーーーーー?
何言ってるんですか?
神様!
もういつも想像の斜め上から来る!
契約って、なかまになるってことでしょ!
テイムするってことでしょ!
モンスターじゃないのに、テイムするの?
そんな設定になってなかったよね?
「ユメさん!お願いします!
私にできることなら、なんでもします!
私と契約してください!」
<モニカがなかまにして欲しそうにこちらを見ています。
なかまにしますか?>
うわー、出た。久しぶりに見た。
ほんまにテイムやん。
「ごめん!ちょっと待って!」
そんな設定でしたっけ?
〈スーパーテイマー〉
モンスターなどをなかまにできる職業。
モンスターなど!
『など』やったんや。見逃しとった。
などはなんでもありっちゅうこっちゃな。
スーパーってどんだけスーパーやねん。
「あ、システム的には、問題なさそうですね。
僕は、契約してもいいです。
カグヤ様、ハガネさん、コガネさんはどうですか?」
「ええに決まってるやろ。」
「もちろん、いいですよ。」
「そうなんだよ。」
「モニカさん、僕たちは、あなたを受け入れます。ただし、親代わりである、ソフィアさんには、確認してからにしませんか?」
「うーん、そうですね。絶対に説得します!
受け入れてくれて、ありがとうございます!」
それから、ソフィアさんが帰ってくるまで、モニカさんの部屋で待つことにした。
◇◇◇◇◇