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英日帝♀→???
閲覧においての注意
・子供、家族がいる(カンヒュ)
・急展開の連続
・地雷を踏み抜くスタイル
・政治的意図なし
英日帝を期待してた方、誠に申し訳ございません。
私が本当に書きたいのは
ここからなのかもしれません。
先に話すと子供が成長するにつれ
登場人物も増やしていこうと思います!
ご理解宜しくお願いします。
第八話
「あっれ〜?誰かと思えば三枚舌じゃん。」
休日の昼前、久しぶりに休みが取れたイギリス一家は、アメリカを連れて外出していた。
本当は小さめのリムジンでドライブしたかったのだが、わんぱくなアメリカの為に仕方なく徒歩を移動手段としている。
そんな中、イギリスに声を掛けてきた人物がいた。
「げっフラカス…」
「すご〜!全然変わってないね!その胡散臭い顔が!えっちょっと待ってそのお二人さんってまさか…」
「離してくれないか…?妻と息子だ。」
フラカスと呼ばれた人物はこの世の終わりかのような顔で硬直した。
「…へぇ〜、お前もやることやってんだ。」
「うるさいな、どっか行け。」
「イギリスさん、この方は…」
そう聞くとイギリスさんは苦虫を噛み潰したような顔で
「…学生時代のクラスメイトだ。」
「おっと失礼!素敵なマダム。
改めまして、僕は フランス と申します。」
「日帝です。宜しくお願いします。こちらは息子のアメリカです。いつも、しゅ、主人がお世話になってます。」
そう言うとフランスは目線を下に向け何かに合図をし、その何かはフランスの足元からもじもじと出てきた。
「カナダ、です。宜しくお願いします。」
アメリカと同い年くらいの男の子だった。
しかし、人見知りそうなところが正反対だ。
「お前も、子供がいるのか。」
「まぁね。お互い詳しいことは近くの公園で話そう。」
「…へぇ、ブリテン財閥を継いだんだ。ふーん。」
「お前も大変だったんだな。」
先程まで嫌そうな顔をしていた夫が、今では古い知人と思い出話に花を咲かせている。
「しっかしよぉ〜、あんなに憎たらしい性格をしてたお前がパパになるなんて!あの時は誰も想像してなかっただろうな!」
「お前こそ…」
「で?そちらがアメリカ君?よろしくね!
うちのカナダとも仲良くしてやってよ!」
途端に満面の笑顔でその辺にいた子供に
テンプレートのような言葉を掛ける。
「おれさまはアメリカ!3さいだ!」
「こらアメリカ、まだ2さいでしょ!
…すみません。来月の誕生日が楽しみなようで…」
突然事実無根なことを言い出した我が子に思わず口が滑ってしまう。
「…虚言癖なところがお前にそっくりだな、イギリス。まぁお前と比べればまだまだ可愛いもんだが。」
「はぁ…」
「そうそう!2さいだったらカナダと同い年だね!ここ公園だし二人で遊んできなよ!」
それを聞いた瞬間アメリカはカナダの元へ爆走し、キョどるカナダの手を引っ張り
遊具の方へ駆け出してしまった。
うちの子がすみませんと謝ると、フランスさんは大丈夫だよと許してくれた。
「カナダは臆病で人見知りな子だから、アメリカ君みたいな明るい子と仲良くなってくれたら嬉しいな。」
そう語ったフランスさんの顔は、
我が子を想う父親そのものだった。
親三人で談笑していると、すっかり日が暮れそうな時間になった。
子供二人は遊び疲れたのか、それぞれの親の元ですやすやと眠っている。
「ほんっとありがとね!カナダはアメリカ君とすごく仲良くなってたし!さっきブリカスに似てるって言ったこと取り消してあげる!」
「お前こそカナダ君と違って口ばかり回るようだが?」
仲良くなったのはアメリカとカナダ君だけではなかったようだ。
「坊っちゃんにもお友達が出来て良かったですね、奥様。」
その日の夜、今日の出来事をお付きの侍女に嬉々として話した。
「そうなんです!もう二人共ほんと可愛くて…」
「こちらとしても安心しました…坊っちゃんはいつも騒がしくて気の合う子供がいるかどうかも心配でした。」
「本当に、いつもありがとうございます…
これからもアメリカのこと、お願いします。」
「かあちゃん!おれまたカナダとあそびたい!」
「そうだね、また遊ぼっか!」
・アメリカ
イギリスと日帝の長男
わんぱく小僧
意外と頭が良い
・フランス
イギリスの元クラスメイト
アパレル企業の社長
ブリテン財閥とは良好なパートナーシップを築いている
陽気で正直な性格
・カナダ
フランスの息子
大人しく人見知り
アメリカとは同い年
後にアメリカの大親友に