800いいねありがとうございます😭😭
英日帝♀→???
閲覧においての注意
・子供、家族がいる(カンヒュ)
・急展開の連続
・地雷を踏み抜くスタイル
・政治的意図なし
英日帝を期待してた方、誠に申し訳ございません。(題名詐欺)
私が本当に書きたいのは
ここからなのかもしれません。
先に話すと子供が成長するにつれ
登場人物も増やしていこうと思います!
ご理解宜しくお願いします。
第九話
両親や祖父母、従者達に見守られながらすくすくと育っていったアメリカ。
そんなアメリカは三歳になったので、両親の意思によって幼稚園に通うことになった。
もちろん、上流階級御用達のだ。
理由としてはアメリカに人間関係の築き方や礼儀を学ぶためというのもあるが、
日帝が二人目の子を授かった…というのが
大きいだろう。
「なぁ!おれに弟か妹ができるのか?」
「そうですね。坊っちゃんはこれからお兄さんになるのですから、幼稚園でしっかりと学びましょうね。」
従者の話を聞いた小さな自由人は、届いたばかりの幼稚園の登園セットを見ながら
新たな地へと踏み出す覚悟を決めた。
「そこまで壮大ではありませんよ。」
「ところでイギリスさん、アメリカが行く幼稚園はどんなところなんですか?」
「ああ、歴史あるところでね。
私やフラカスが卒園したところでもあるよ。」
急に名前が出たフランスさんは、彼とそこまで長い関係だったことを知り、少し驚いた。
話を要約すると、
アメリカが通う幼稚園はイギリスさんやフランスさんの出身でもある名門校の受験にも手厚くサポートしており、政治家や企業の子供が多く通うそうだ。
自分の人生では全く関わらなかったであろう説明に、日帝は新鮮さを抱いた。
だが我が子がいい所に通うということは伝わったので、こういうことはイギリスさんに任せて自分はお腹の子に専念しようと誓った。
初登園日当日、ただでさえ早起きなのに楽しみ過ぎてまだ夜中とも言える時間にアメ様は起き、制服に着替えていた。
普通の三歳の子は着替えるのに大人の手助けがいるだろうが、上流階級の子供は自分一人で着替えられるのだな、と侍女達は関心した。
「坊っちゃん、まだおねんねする時間ですよ〜、お父様もお母様もお休みになられておりますよ。」
「やだ、もうねむくないもん」
顔を膨らませながら一生懸命ブレザーのボタンを閉めている姿を見ると、叱りたくても叱れない。
「それにさ!カナダも来るんだよ!あっカナダってね、おれのしんゆうだよ!」
「カナダとは…?」
「ああ、フランセーズ商事のフランス社長の一人息子だね。」
「超有名アパレル企業じゃないですか…やっぱり凄いなぁ。」
先輩侍女からの説明に、やはりこの世界は自分とは相容れないことを改めて自覚した。
「まぁ、坊っちゃんに親友と呼べる子ができたのは良かったんじゃない?途中入園だしね。」
当日の早朝、リムジンで坊っちゃんを幼稚園まで送ることになった。
初日なので奥様も見送りにこられ、運転手の私としては少々気が重かった。
「かあちゃん!いってきます!」
「ええ、頑張ってね!」
しかし坊っちゃんが笑顔で手を振っている姿を見ると、緊張が解れた気がした。
おれさまはアメリカ!4さいだ!(3歳)
今日からようちえんに通うことになったぞ!
車で送ってもらって今着いたとこだ!
うんてんしゅさんにばいばーいってしたから出発だ!
「あ、アメリカくん…おはよ、」
「おお!カナダ!おはよう!」
こいつはカナダ。おれのしんゆうだ!
「なぁ、なんでみんな同じ服着てんだ?」
「これはね、「せいふく」って言うんだよ。ここのようちえんに通ってますって伝えるためにあるんだ。」
「おお!そうなのか!お前てんさいだな!」
おれとカナダがおしゃべりしてると、一人の女の人がやってきた。
「君がアメリカ君だね?今日は初めてだから先に先生とお話ししよっか!」
「えーおれカナダと話したい。」
「アメリカくん、せんせいの言うことは聞かないとだめなんだよ。」
「んーカナダが言うなら…」
せんせいに着いていったら大きな部屋にやってきた。
「ここで何するんだ?」
「今から、アメリカ君にはテストを受けてほしいんだ。大丈夫、すぐ終わるからね!」
「わかった!」
せんせいはおれに一枚の紙とえんぴつをわたしてきた。
すぐ近くに砂時計を置いて
「よーい、どん!」て言ったからテストを見ると、もんだいがあったからとりあえず解いてやった。
幼稚園が終わる時間になると
建物から坊っちゃんとカナダ様らしき人物が出てきた。
カナダ様がご自身の送迎車に乗り込む所を見届けた坊っちゃんは、こちらの方へ走って車へ乗り込んだ。
「おかえりなさいませ坊っちゃま、今日の幼稚園はいかがでしたか?」
「ともだちがいっぱいいっぱいできたぞ!
ひゃくにんはいるとおもう!」
嬉しそうに今日の出来事をお話しになる坊っちゃんに、上手くいったのだなと安心した。
「あ、でもな、なんか今日変なテスト受けた。」
「テスト…?」
鞄に手を突っ込んだかと思いきや、取り出したのは少し大きめの封筒だった。
「これ、家に帰ったら召使いさんにでも渡せって、先生が、」
帰ってきて改めてご主人様と封筒の中身を見ると、そこには坊っちゃんのテスト結果と、ご主人様出身の名門校への合格の可能性が書かれていた。
「まだ三歳なのにもう受験を意識されるのですね…」
「そうだな。まぁ今の結果はまだ参考にはならんが。」
テストの問題自体は三歳用になってはいるが、高等な教育を受けていないと難しいものばかりだった。
「得点は100点中86点、同い年の中での順位は10位らしいです。
…三歳児クラスは総勢五十人余り、なかなか良い感触かと、」
「流石、私と日帝の子なだけあるな。」
「ふふ、何か褒美を与えないとですね。」
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