テラーノベル
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そんな感じで休んで、そして出発。
途中から枝ノ電の線路と併走する感じになる。
そして追い抜かしていった電車が、駅で止まったところに追いついた。
「競争してみます」
美洋さんが思い切りよく飛ばし始めた。
30キロ以上は出しているだろう。
未亜さんが、しょうがないな、という感じでついていく。
やがて線路は左の道路と合流して右へと別れて、
ちょっとした磯を越えたら、もう枝ノ島はすぐ。
砂浜を枝ノ島へと向かう道路はそこそこ人がいたので、ゆっくりと走り、
枝ノ島に入ってすぐの公園で作戦会議。
「神社側は人が多いし狭いし階段もありますが、どうしますか」
「取り敢えずこのまま左へ、自転車で行けるところまで行ってみましょう」
という事で、奥へ奥へと進むと。
大きな堤防の手前で門があり、そこから先は自転車等は禁止になっていた。
なので自転車は端に停めさせて貰って、そこから歩いて堤防へ。
堤防の幅は30メートルくらいありそうだが、先はあまり長くない。
せいぜい100メートルくらいのところに白い灯台があり、そこで終わり。
そして釣り人が、だーっと横に並んで糸を垂れている。
「大声で言えないけれど、あまり釣れていない感じだね」
「もっと難しい釣り方で大物を狙っているんだと思うのですよ」
「私は小さくても、確実に釣れてくる方がいいなあ」
「私もそう思います」
なんて感想を言ってから引き返す。
自転車のところで相談。
「さて、これからどうする?」
「とりあえず、さっきの公園に戻って軽く御飯を食べましょうか」
と言うので自転車で戻る。
海の横のデッキ部分で自転車を停めて休憩。
「うーん。疲れはしないですけれど、微妙にお尻が痛いです」
「そう言われれば、私もなのです」
実は僕もだ。
でも何となく女の子の前でお尻という単語を言いにくいので、黙っている。
「ここでのんびり御飯を食べたら、少しは楽になりますよ」
「そうですね。でも何か、あちらの神社の方、色々お店がありますけれど」
「あっちは観光地値段で高いのですよ。中学生には、ちょっとしんどいのです」
そんなことを言いながら、各自バッグからお昼を出す。
お昼と言っても、厚生棟のコンビニで買ったパンとかおにぎりだけれども。
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