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今日でちょうど一ヶ月が経った。
私が休んでから。
そういえば、友達から心配のLINEが何件も届いていたが、まるで見る気になれていない。
心配をかけているという事実に申し訳のなさが募って、つい目を背けてしまった。
その後、親からあるLINEが届いたことも原因の1つなのだが…。
LINEには淡々とこう書いてあった。
『いったい、いつから学校に行くつもりなの?』
『もう行く気ないの?』
『辞めるの?』
私は、やっと恐怖というものを感じた。
相手は本気。
それがますます、この言葉にリアリティを与えた。
『辞めたくない』
今の私にはこれが精一杯だった。
その後、既読がついたかと思えば、
『…じゃあ』
『先生と話すから明日学校行くよ、いいね』
一方的なやり取りに、私の意見は必要とされてないようだった。
私はもちろん抵抗した。
『行きたくない』
『辛い』
『どうしても行きたくない』
嫌だったのに、涙まで見せてしまった。
親は諦めた様子だったが、この調子では次がいつ来てもおかしくはなく。
私はただ茫然とする日々から一転して、怒涛の日々を過ごす事になるのだった。