シェアする
僕たちの大学では、毎年クリスマスに軽音系のサークルが集まり、合同ライヴをやるという恒例の催し物がある。
そのライヴ当日、僕と友人の田中、同じく友人で留学生のジェイソンは控室の一つで危機的な状況に直面していた。
「OK,つまりハンゾーは昨日の夜、カキに当たったギターのオオタに頼まれて、代役でここにいる…と」
「そういうジェイソンは、カニに当たったドラムの中野の代役か」
「で、田中はフグに当たったベースの豊島の代役でここに呼ばれたわけだな」
まず心配なのは、豊島の生死だ。
フグはヤバ過ぎだろ……!?
「マジかよ……こんなことってあるか!?バンドメンバー5人中3人が助っ人って!俺は豊島に『他のメンバーに予備のベース借りて、それっぽく構えて目立たないように突っ立ってるだけで******
*****************
************************
*************
*******
*********
*******
*******************
続きはVIPプランで読みましょう
10,000以上のストーリーが読み放題
VIP限定ストーリーが読める
広告表示なし
いつでもキャンセル可能。