優しさがもどかしい

目黒の部屋。

ソファで阿部の膝枕で目黒は眠っている。

阿部は優しく頭を撫でている。

今はドラマの撮影で忙しい。

たまの休みに2人で会う。

阿部ー痩せなきゃいいな。

目黒ー・・。

阿部ー俺と会うの無理してないかなぁ。

目黒ー・・。

阿部ー寂しいけど、我慢しようかなぁ。

目黒ーダメ。

阿部ー起きたの？

目黒ー亮くん不足で俺が寂しい。

下から阿部を見上げてくる。

阿部の首に手をかけ引き寄せキスをする。

阿部ー晩ご飯の準備してくるね。

目黒ーお肉？

阿部ーうん、いっぱい食べて？

目黒ー楽しみ。

阿部ーシャワー浴びておいでよ。

目黒ー亮くんと一緒に入りたいなぁ。

阿部ーばか。

撮影に入ると目黒は痩せてしまう。

阿部は作りすぎたかなと思ったが，頑張って食べてもらおう。

目黒がスウェット姿で戻ってきた。

料理が出来るまで，台本を読んでいる。

ソファの前のテーブルに次々と阿部が料理を運んでくる。

集中してたがいい匂いに目をあげる。

目黒ー亮くん、お疲れ様。

阿部ー食べよう？

目黒ー手洗ってくる。

阿部ーん。

自分が作った物を美味しそうに食べてくれる。

見てるだけで阿部は嬉しかった。

楽しく話をしながらゆっくり食べる。

食べ終わった食器を目黒が重ねてキッチンに持って行く。

そのまま洗おうとしたが、阿部がゆっくりしててと言い洗い始めた。

目黒ー俺が洗うのに。

阿部ーダ〜メ。

目黒ー亮くん、俺を甘やかしすぎ。

阿部ー忙しいからいいの。

目黒はまた台本を読み始める。

阿部は洗い物を済ませて、コーヒーを淹れている。

静かな時間。

阿部は目黒の近くで床に座っている。

真剣な顔で台本を読んでいる目黒。

ちっとも寂しくない。

仕事をしてる目黒が好きだから。

目黒ー今日はここまでにする。

阿部ー区切り付いた？

目黒ー亮くんと一緒にいるのにもったいない。

阿部ー何言ってんの。

目黒ー甘えさせて？

阿部ー疲れた？

目黒ー大丈夫。

阿部を自分の隣に引き上げ抱きしめる。

背中に腕が回ってくる。

優しいキスは熱を帯びだんだんと激しくなっていく。

阿部をソファに押し倒す。

阿部ーこのソファ，ゆったりしてるけどベッドの役目はあるのかな？

目黒ー我慢出来ない。

阿部ー嘘ばっかり。

目黒ーこのままいい？

阿部ーダメ、シャワー浴びてくる。

目黒ーもう！

目黒を押し除け風呂場に消えて行った。

部屋を間接照明にして、阿部を待つ。

しばらくしたら阿部が戻ってきた。

目黒とお揃いのスウェットを着ている。

目黒ーバスローブでよかったのに。

阿部ーやだよ、俺だけ。

目黒ーすぐ脱げるのに。

阿部ーえっち。

キスからやり直し。

阿部を抱きしめてキスをする。

目黒の唇は首から鎖骨を通り捲り上げた裸の胸に進む。

阿部の口から甘い声が聞こえる。

阿部ーんっ・・はぁ・・。

目黒ー可愛い。

阿部ーめめ、脱いで。

目黒ー亮くんもね。

阿部ーん、早く。

目黒は阿部の着ている服を全部脱がした。

そして、自分も裸になる。

重なり合った身体は熱くなっていく。

目黒の唇が阿部の胸を舐める。

阿部ーゃっ・・ん・・。

目黒ー可愛い声。

阿部ーば・・か・・。

目黒ー亮くん、方足ソファにあげて？

阿部ーやだ。

目黒ーって言ってもするもんねー。

阿部ーあっ、バカ。

目黒が阿部の片足をソファの背に押し上げた。

広げた阿部の足の間に目黒は身体を入れ、胸を愛し始めた。

阿部は可愛い声を上げて首を振る。