テラーノベル
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俺には“友達”と言うべき人がいた。
俺はそいつに恋愛感情を抱いていた。
ずっと“友達”で居続けるのは無理だと思った俺はそいつに告白することにした。
そいつなら、受け入れてくれるって、信じてたから──
「え?同性愛者?」
『う、うん……』
『それで、お前のことが好きで…』
『受け入れてくれる…?』
「うん」
『……!』
「って言えば満足か?w」
『…………え?』
「正直同性愛者とか気持ち悪いんだわ〜www」
「しかも自分に好意がある?」
「無理無理www」
「ガチキモイわwww」
「とりあえずお前、明日から俺に近寄んなwww」
『……え…ちょ、ちょっと待っ──』
「バイバーイ、ホモくーんwww」
『っ……』
その日の帰り。
走った、走った。
ひたすら走った。
泣きながら走った。
馬鹿にされて悔しかった。
馬鹿にされたのが惨めだった。
言ったことを後悔した。
信用していたのが馬鹿らしかった。
次の日、学校に行くと、机やロッカー、仕舞ってあった教科書などにホモやキモイと書かれまくっていた。
『っ……』
「よぉホモ、学校来たのか」
「男乗り換えんなよ〜www」
『……っ』
苦しくなって学校を飛び出した。
家に帰って、両親に学校に行きたくないと言った。
「はぁ?なんでよ」
学校であったことを告げると、こう返ってきた。
「そんなのあんたが悪いんでしょ」
「それを気持ち悪いと思う人がいるんだから言うべきではなかったのよ」
「自己責任なんだから学校には行きなさい」
その言葉を聞いた瞬間、俺の居場所はどこにもないんだと思った。
『……“いってきます”』
そう言って家を出た。
死ぬ気でいた。
死ぬ気で歩いていた。
(どこか自殺に適した場所は……)
『……あれ?』
『ここどこ…?』
気付くとどこかの神社にいた。
「……誰?」
保谷東
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眠狂四郎
声のした方を見ると、そこにはポニーテールの女とボブの女がいた。
『俺は……冬本澪…』
すると、ボブの女が語り出した。
「ここは麗流楼水。」
「居場所のない者が集まるところ。」
「貴方は何があってここに来た?」
「この世界で何を望む?」
『……俺、同性愛者なんです』
『好きな人…友達に告白したら、キモイと言われて、次の日、嫌がらせされて…』
『辛くなって、家に帰ったら、親に学校に行きなさい、あんたが悪いって言われて……』
『自殺する気で歩いてたら…ここに…』
「なるほどね、何を望みたい?」
『……受け入れてもらいたい。』
『幸せになりたい。』
「……」
「わかった。」
「冬本澪、貴方を麗流楼水に歓迎します……!」
プルルルル…
プルルルル…
「はい、もしもし」
〔もしもし、冬本さんのお宅ですか?〕
「そうですけど…」
〔冬本さんが登校してきていなくて…〕
〔クラスメイトに聞いたところ、帰ったと仰っていたのですが……〕
「えぇ、帰ってきました。」
「ですが行かせたはずなのですが…」
〔そうですか…〕
えー、またもや楼鏡市で行方不明者が出ており、痕跡も全く見られなかったことから、警察はこの事件を楼鏡市神隠し事件と呼んでおり、引き続き捜査を──
コメント
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同性愛者でもいいだろ!!!!! うちも身近にそうゆう人いるけど! 否定なんて!しない!ぞ!←
…!!私は同性愛者は寛容に認める人間ですから、許せん…!!