王子様に迎えに来てもらいたいなら、自分がお姫様になれと思ったことがある。
だが、本当に相手がお姫様だったというケースは初めてだ。
「知らなかった、いつもラフな服装で来てたから」
「神田は悪くない。悪いのは任せっきりにしてた俺だ」
巻木と神田は教会で祈りを捧げ、逃げるように王城を後にしていた。
「もしかしたら俺って失礼なことをしたかも」
「お前はそのお姫様の恩人だ。これはアドバンテージだ」
アリシアは王国の第三王女。
昔は王女は政略結婚の手駒とされたが、この平和な時代ではその価値もない。
なので大学で研究をし、自由に街を歩き回れる程度の存在だ。
……だが、あの女はどこまで知っている?
50年前の四宮リッチーのケースも研究対象にしていたのか?
「クラスの連中には余計なことを言うな。オ**************************
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