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リメイク版episode2
もう父様が帰ってくる
サラアユリ「今日は一緒に寝れんな…」
「やだぁ…離れたくないよ…」
ぎゅっ
サラアユリ「仕方ない…バレたら隔離されてしまう」
「分かってるけど…」
サラアユリ「おやすみ」
なでなで
「うん…」
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寒くは無い
けど寝れない
寝てるけどうっすら意識がある感じ
体だけ寝てるみたい
がたっ
「…ん…」
父様が帰ってきた
空はまだ暗いから今から寝るんだろうな
俺も寝よ…
「…」
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どすっ
「い”っ 」
サユセリ「起きろ」
「すみません…」
サユセリ「飯と掃除をしろ」
「はい…」
いつも通りの日が始まる
兄さんとの日がいつも通りなら良かったのに
「…」 さっさっ
昨日は兄さんと話しながら掃除してたな
「…?」
なんか飛んでる…?
どごぉぉぉっ
「!?」
爆弾…?
嘘…逃げなきゃ
「え…」
もう炎が回ってる…下に降りれない…
「どうすれば…」
ぁ…兄さん…
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サラアユリ視点
「まっ…アラカユも助けてから!」
サユセリ「死んでも構わんから置いてく」
「やだよ! 」
ぐいっ
サユセリ「逃げるぞ」
がしっ
「ひゃぁっ!?」
「アラカユ!!」
もう炎が回ってる
これじゃアラカユは逃げれない…
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アラカユ視点
置いてかれた
兄さんは父様には敵わないよね
ここで死んじゃったら兄さんに会えなくなる
逃げなきゃ
「…っ!」
どさっ
「ぃ”…」
足折れた…多分…
とりあえず人目のつかない所に…
敵兵「…お前国か」
「ひっ」
敵兵「俺ら人間が殺すかどうかの判断は出来ねぇんだよな…」
敵兵「少し待ってろ今呼ぶから」
「あ…はい…」
敵兵「…」
ラソア「目悪いからあんまり呼ぶなと…」
ラソア「ん…子供か」
「殺すんですか…?」
ラソア「しないから安心しろ」
ラソア「俺についてこい」
ラソア「安全な場所に連れてってやる」
ラソア「今回のはサユセリが目的であってお前を巻き込む気は無い」
「ありがとうございます…」
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「あの…俺みたいな化け物保護しても…意味ないですよ…?」
ラソア「俺には意味がある」
ラソア「応急処置はしたぞ」
「ありがとうございます…」
ラソア「飯を食おう」
「残飯で良いので…」
ラソア「暖かい飯を食え」
「…なら作るの手伝います」
ラソア「大丈夫だ」
「はい…」
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ラソア視点
「えぇっとどれが塩…?」
化け物って言われてもあんま見えねぇ俺には分かんねぇよ
あとで触って確認しておこう
「ぃたっ 」
また手切った…
部下「何してるんですか…」
「アラカユに飯作ってる」
部下「私がやった方が…」
「今日から俺が父親だ」
「自分でやる」
部下「なら傍で見ておきます」
「そういえばアラカユの見た目はどんなんだ?」
部下「角が生えていて左目は白い部分が黒く染っていて左腕と左足はごつくまるで化け物のようでした」
「化け物とか悪く言うな」
「アラカユが傷つくかもだろ」
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アラカユ視点
ラソア「出来たぞ」
「ありがとうございます」
ラソア「…今日から俺が父親なんだからそんなに固くなるな」
「すみません…いただきます」ぱくっ
「…おいしい…」もぐもぐ
ラソア「良かった…」 なでなで
「ん…」すりっ
ラソア「…」
「…すみません」
ラソア「え、あ、大丈夫だ」
「良かったです…」
リメイク版episode2 新しい出会い
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父親2人の性格の差がえぐいな…