仕方ない。
「ある程度は」
と言って、僕はパソコンを受け取る。
と言っても、
○ 父の趣味もあって、パソコンを余った部品から組み立てた。
○ ついでに設定して、何とか使えるようにした。
○ ネットを閲覧したり、
○ フリーゲームをダウンロードして遊ぶ。
なんて感じで、オフィスとかは、あまり自信が無いのだけれど。
「そこに出ているLANの線をつなげて、起動して下さい」
と、先生に言われるままに、パソコンを起動する。
「IDとパスワードは何ですか」
先生がメモを渡してくれた。
IDがyagai、パスワードがSotodeasobimasu4だな。
なお、両脇で彩香さんと美洋さんが、画面を見ている。
顔が近い。
2人とも、意識していないんだろうけれど。
「デスクトップが出ました」
「フォルダリンクの『野外滑動部』を、ダブルクリックして」
言われるままに操作。
色々なファイルやフォルダが出てきた。
「それが今までの活動の記録ですよ。あとはネット。クロームを起動すると、色々なリンクが入っています。そのあたりを見ながら、次はどんな活動がいいか、考えてみて下さい」
そんな訳で、色々出してみる。
「あ、きっと、この前の写真だ。このフォルダ」
すぐ横で、彩香さんの声がした。
近すぎて、どきっとしてしまう。
「見てみる?」
「お願いします」
これは美洋さん。
『20140411お試し合宿』というフォルダを、開いてみる。
ほとんどは、写真ファイルだった。
ワードやエクセル形式の文書も、少しだけあるけれど。
なので、写真の1枚をダブルクリックして、ビューワーを起動。
「これで、左右の矢印キーで、写真を入れ替えられるから」
そう言って、パソコン前から待避。
両側、思い切り近くから、女の子に挟まれているのは、心臓に悪い。
これが、待避した理由だ。
2人とも、全く気づいていないようだけれども。






